「失われゆく娯楽の図鑑」藤木TDC監修/グラフィク社を読み終わったので感想を書きたいと思います。
日本の失われたり失われつつある娯楽について書いた本、取り上げられた娯楽は104であります。「失われゆく仕事の図鑑」の続編であります。
かなり昔に完全に失われた娯楽〔俄、判じ絵、娘義太夫、富士講〕から、まだ生き残っているだろと思われるもの〔ボーリング、ラジオ、都市伝説〕まで色々ありますね。
私の世代だと屋上遊園地、使い捨てカメラ、カセットテープ、ソノシート、超能力ブーム、オカルトブーム、消しゴムブーム、公園遊具、プロ野球の地上波中継、ブラウン管テレビ、ビデオデッキ、ゲーム&ウォッチ〔音が出なくなるように改造しました〕などですね。
Hな娯楽も多数・・・ポルノ映画、ダイヤルQ2、ノーパン喫茶、赤線、のぞき部屋、ピンサロ等々しっかり取り上げています。ちゃんとした歴史を書いたものと個人的感想を書いたものが分かれています、出来れば両方欲しかったですね。
こどもの娯楽はダッコちゃん、ゲームセンター、なめ猫ブーム、小学○年生、竹馬・けん玉、めんこ・ビー玉・コマなど、この辺はゲームセンター以外は行ってない気がする。
大人〔若者〕の娯楽としてはジャズ喫茶、トリスバー、ゴーゴー喫茶、レヴュー、ダンスホール、名曲喫茶など
いけない遊び〔違法を含む〕では鉄火場、デンスケ賭博、シンナー遊びなどが取り上げられてますね。
他にもスポーツ関係もあります。川崎球場は懐かしい〔西宮球場も同じような感じでした〕。
各項目は1ページか2ページ書かれています。上にも書いたように歴史などを書いた項目と個人的な感想だけを書いたものがあります、書いた人〔編者を含めて5人〕によるのかな、と思います。
難点はカラーページの紙の色と活字の色が近くて読みにくいページがあるのが残念。
でも面白かった1冊です。