「日本俗信辞典植物編」鈴木棠三著を読み終わった

  「日本俗信辞典植物編」鈴木棠三著/角川ソフィア文庫を読み終わりましたので感想を書きたいと思います。

  「日本俗信辞典動物編」の姉妹編であります。

 植物にまつわる俗信を集めた1冊であります。取り上げられた植物は何と283項目、集めに集めたものです〔上下二段組み536頁です〕。

 俗信で多いのは「○○を庭に植えてはいけない」というのが意外に多いこと、この本に書いてあることを全部信じたら庭に植える木が無くなってしまいそう〔もちろん地域によって禁止されている植物は違います〕。

 気候に関する俗信も多いですね、○○が早く咲いたら雪が多いなどなど、長年の経験からでしょうか?。

 植物と言うことで医療に関する事も多いです。何故か多いのが「イボ」の治療法、昔の人はそんなにイボに悩んだのか?〔淋病も多い、抗生物質も無い時代の俗信ですからね、淋病は多いのに梅毒は出てこない〕。

 動物編と同じですがとにかくよく集めたモノです、最初から順番に読むより適当にページを開いて読むとか気になった植物の名前を調べてみるのが良いかと思います。

 頑張って読む価値ありだと私は思います。