「世界の艦船2022年1月号増刊アメリカ海軍2022」海人社を買ってきた

世界の艦船2022年1月号増刊アメリカ海軍2022」海人社を買ってきたので内容を紹介しながら感想を書きたいと思います。

 毎年出ている「アメリカ海軍」の増刊ですが今まで買ってきませんでした。最近、本誌でアメリカ海軍の特集がなく持っているデータが古くなってきたので購入しました。

 内容はいつもの「世界の艦船増刊」のスタイルです。

 巻頭は「アメリカ海軍TODAY」として最新空母ジェラルド・R・フォードの耐衝撃試験の様子などが載っています。

 第1部は「艦船」で建造が開始された原子力弾道ミサイル潜水艦コロンビア級から紹介が始まります。簡単な解説と艦名の一覧、要目表、側面図そして写真です。この辺はいつもの世界の艦船増刊ですね。現役艦艇なので写真はカラーです。最後に詳しく紹介されているのは貨物弾薬補給艦ルイス・アンド・クラーク級までです。遠征用海上基地ルイス・B・プラー級からは写真1枚と簡単な解説のみです。この辺の艦艇の船名や側面図、詳しい解説が載っていると大変嬉しいのですが無理なんでしょうか?。遠征用高速輸送艦スピアヘッド級など面白い艦が多いのに・・・。

 第2部は航空機の紹介。ここも解説、要目表、図面、写真1枚となっています。写真がもっと多くても良いかも。

 第3部は艦載兵器、ここも解説、要目表、図面が基本となっています。レーダー・電子機器は写真に載っている機器の名前の紹介のみです。

 第4部は階級章・制服・旗の紹介。

 本文は

アメリカ海軍の現況と将来」竹田純

アメリカ海軍の艦船と航空機」大塚好古

アメリカ海軍の艦載兵器」井上孝司

となっていてアメリカ海軍の基本的な解説です。

 その後「組織」「基地と造船所」「艦種記号一覧」「略語解説」「クラス名・艦名索引」がまとめられています。

 1冊あればアメリカ海軍の「今」が判るようになっています〔特に艦艇〕。これを用意しておけば数年の間はアメリカ海軍の基礎情報は分かると思います。次に買うのは数年後かなと思います〔毎年出てますけど〕。

あべのハルカス美術館「コレクター福富太郎の眼」展に行ってきた

 あべのハルカス美術館「コレクター福富太郎の眼‐昭和の名実業家が愛した珠玉のコレクション」展に行ってきました。

コレクター福富太郎の眼 | イベント | 関西テレビ放送 カンテレ

 福富太郎は昭和の名実業家、キャバレーを全国展開した人であります。

 この展覧会は日本画、特に美人画が多い展覧会でした。 
 〔もちろん洋画もあります〕
 最初に鏑木清方の作品が13点展示されています。鏑木清方がコレクションの始まりのきっかけになったようです。 
 続いて渡部省亭や池田輝方、上村松園、島成園等々の美人画が紹介されています。竹久夢二〔「かごめかごめ」は、ほのぼのした作品〕や北野恒富、伊東深水、小山雪岱もあります。 
 キービジュアルになっている北村恒富「道行」は実物を見ると凄い迫力です。二対の屏風の片方に心中に向かう男女、もう片方にカラスが二羽、男女のなんとも言えない取り憑かれたような表情は印象的です。 
 珍しい萬鐵五郎や村山槐多の作品も1点ずつありました。萬鐵五郎の作品はいつ見てもインパクトが強くて独特ですね。

 外国人の作品としてチャールズ・ワーグマン、モーティマー・メンペス、ビゴーの作品がありました。

 渡辺幽香の「明治天皇肖像下図」はよく見る明治天皇の絵の下絵で珍しいですね。
 個人でここまで集めたことが驚きです、質の良い美人画だけでなく黎明期の洋画や戦争画も集めてていることも驚異的です。

「世界の艦船2021年12月号増刊米攻撃原潜「ヴァージニア」級」を買ってきた

世界の艦船2021年12月号増刊米攻撃原潜「ヴァージニア」級」海人社を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 「米イージス艦アーレイ・バーク級」「米原子力空母空母フォード級」に続く米海軍現役艦艇紹介シリーズの第3弾です。

 巻頭は「カラーで見るヴァージニア級」で色々な写真を紹介しています。内部の写真は少なめ。

 本文第1部は「ヴァージニア級の開発と今日の米潜水艦部隊」です。

 「米海軍戦略とヴァージニア級原潜」岡部いさく

 「米潜水艦部隊の現況と将来展望」野木恵一

 「原潜建造計画の今後」大塚好古

 本文第2部「ヴァージニア級の技術的特徴」

 「船体」編集部

 「機関」野木恵一

 「兵装/センサー」井上孝司

 本文第3部は「米原潜のオペレーションとヴァージニア級」

 「米潜水艦部隊のオペレーション」岡部いさく

 「ヴァージニア級vs商級‐米中の主力SSNを比較する」矢野一樹

となっていて、「世界の艦船」に書かれていた記事をアップデートしたものになっております。本文を読めばヴァージニア級潜水艦と米原子力潜水艦の内容についてかなり詳しく知ることが出来ます。これ以上詳しくはなかなか難しいかと思われます。巻頭の写真ページはもっと多くても良かったかと思います〔潜水艦の写真なのでバリエーションは難しいのかも知れませんが薄い本になっているのでページを増やして掲載するスペースを作ることは可能かと思います〕。

 次の増刊は広告によると「アメリカ海軍2022」だそうです。

「昭和40年男2021年12月号特集俺たちに火をつけた昭和ハードロック/ヘヴィメタル」を買ってきた

「昭和40年男2021年12月号特集魂の導火線‐俺たちに火をつけた昭和ハードロック/ヘヴィメタル」を買ってきましたので感想を書きたいと思います。

 巻頭特集は「魂の導火線‐俺たちに火をつけた昭和ハードロック/ヘヴィメタル」であります。私はほとんどハードロックやヘヴィメタルを聞いてませんでした。でも「KISS」や「AEROSMITH」「BON JOVI」は知っています。

 伊藤政則さん懐かしい、野村義男さんも懐かしい・・・。

 

 第2特集は「昭和61年」です。この年も色々あった年です。「チェルノブイリ原発事故」「ビートたけし、FRIDAY襲撃事件」「ダイアナ妃来日」「スペースシャトル・チャレンジャー爆発事故」等々・・・。

 「1986年のヒットチャートを席巻したおニャン子クラブ」・・・懐かしいですね、「夕焼けニャンニャン」は毎日見てましたね。新曲を出せば必ずヒットチャートのトップになってましたから凄かったです。「夕ニャン」の無茶苦茶ぶりも良かったですね、今だったら出来ない番組です。ちなみに私は河合その子さんのファンでした。

 「サッカーワールドカップ・メキシコ大会」・・・マラドーナの大会でしたね、実況の「マラドーナ」の物真似が流行りました。

 「YAWARA連載開始」・・・新しいヒロインでしたね。

 「輪島、プロレス転向、全日本入り」・・・輪島のプロレス入りは驚きました。デビュー戦はタイガー・ジェット・シンでしたね、輪島が怒って投げたパイプ椅子が鉄柱に当たって跳ね返って馬場さんに当たったのは草ですが。でも輪島人気は長続きしませんでしたし、輪島抜擢が気に入らなかった長州軍団は新日本に戻っちゃうし〔これにはがっかりした〕、輪島再生のために動いた天龍の人気が一気に上がったり全日本に色々なものを起こしましたね。輪島が最初から2年ぐらいのプロレス生活を考えていたのは知らなかった。

 

 その他の記事から。

 「視力を保つことができますか」・・・年をとると本当に目が駄目になってきます、私も老眼で眼鏡をかけたり外したり・・・気をつけなきゃ。

 「西の国から吹くコラム・笑福亭仁鶴」・・・追悼文です。本当によく関西ではテレビに出ていた人です、一時は見ない日が無かったぐらい。吉本は一時期、仁鶴さんで持っていたと言われたほど。ご冥福をお祈りいたします。

 「俺たちのアイドル・宮崎美子」・・・今やクイズの女王、何でもよく知っておられます。デビューは週刊朝日の表紙、篠山紀信さんの撮影。続いて「今の君はピカピカに光って」のCM。それからずっと一線で活躍、去年の水着ショットは驚きました・・・いつまでも活躍して欲しいです〔以前、BSでやっていた本の紹介番組好きだったんだけど終わっちゃいました〕。

 

 この号も色々な記事があって良かったです。

西宮市立大谷美術館「喜多俊之展‐DESIGN TIMLSS FUTURE」を見に行ってきた

 昨日、西宮市立大谷美術館「喜多俊之展‐DESIGN TIMLSS FUTURE」を見に行ってきたので感想を書きたいと思います。

喜多俊之展 TIMELESS FUTURE|西宮市大谷記念美術館

 喜多俊之さんはプロダクト・デザイナーで日本とイタリアを中心に活躍されている方です。

 プロダクト・デザインの展覧会ですので製品とそのデザイン画が中心です。

 椅子、食器、テレビ〔シャープのアクオス〕、ロボット、時計、照明から半田ごて〔とっても使いやすそうでした〕までデザインされています。

 特に椅子の展示は充実しています。1階の第4展示場に多く置かれている椅子は実際に座ってみることが出来ます。私も多くの椅子に座ってみました〔さすがに全部は無理でしたが〕。

 食器は洋風なものから和風の漆塗りのものまで使いやすそうです。

 照明は和紙を使って間接照明で柔らかい感じとなっています。

 半田ごてなどの電気工事用品のデザインまでしていることには驚きです。

 この展覧会まで喜多俊之さんの事を知りませんでしたが今回の展覧会で活躍の一部を知ることが出来て良かったと思います。

「ぴぷる‐AIとの結婚による恋愛の哲学的考察」原田まりる著を読んだ

 「ぴぷる‐AIとの結婚による恋愛の哲学的考察」原田まりる著/河出文庫を読み終わったので感想を書きたいと思います。

 時は2036年、AIとの結婚が狩生となった年に主人公・摘木健一は失恋を機に性交渉機能搭載美少女AIと結婚して起きる種々の出来事の物語。

 「ぴぷる」と名づけられた美少女AIとのなかなか上手くいかないコミュニケーションは割と少なめ、本筋は摘木の周囲の人達との物語・・・取引先の口が悪い医者とその友人、AI開発の人との関係が上手く保てない女性、憧れの女性〔実は地雷女〕などとの関係の物語です。

 「人はなぜ人を好きになるか?」「人との関係とは?」などに迫っていく小説ですね。美少女AI「ぴぷる」と主人公の関係構築に期待していると物足りないかも・・・周りを取り囲む人間は個性的で一癖も二癖もあって、こちらの方がメインで面白いです。

 近未来SFとしては良い作品ですね。

 あと15年で2036年ですね、その頃には美少女AIは出来ているでしょうか?不気味の壁を乗り越えて普通に使えるものが出来ていれば嬉しい限りですね・・・老後の世話をしてくれれば嬉しいんだけど、出来ても高そうだな、暴走したら恐いよね・・・などと期待と不安を持ちながら本を読み終えました。

夢は印税生活だった。

 昔から冗談半分で言ってた言葉「夢は印税生活」。

 文章を書いて本を出して印税で生活する。

 若い頃から夢見ていました。

 もう、いい年になって判りました・・・無理です、無謀な考えでした。

 私は文章を書くのが苦手でした。

 学生の頃から「作文」は大の苦手でした。

 仕事の文章を書くのも悪戦苦闘、仕事の文章なんか定型文なのにね。

 でも一度だけ「印税」を頂いたことがあります。

 「アリエナイ理科ノ教科書IIIC」という本で2ページ半ほどの原稿を書いて少しばかりの印税を頂いたことがあります。若い頃の夢をほんの少しだけ叶えられました、でも同時に自分の無力さを知るきっかけにもなりました・・・2ページ半を書くのに悪戦苦闘、本1冊書くなんて無理だと思いました。才能のある人は子供の頃からあるので〔身近にいるんですよね、印税で食べている人・・・小学校の頃から作文で賞を貰ってました〕。

 2ページ半の原稿を依頼したしてくれた人から「本でも書きませんか?」と言われたこともありました、それもちゃんとした出版社から出るという・・・考えたけど、動けませんでした。

 私のダメなところでもあります。

 夢は夢のままおいておいたほうが良いかもと、諦めております。

 ・・・

 おじさんの独り言でした。