夢は印税生活だった。

 昔から冗談半分で言ってた言葉「夢は印税生活」。

 文章を書いて本を出して印税で生活する。

 若い頃から夢見ていました。

 もう、いい年になって判りました・・・無理です、無謀な考えでした。

 私は文章を書くのが苦手でした。

 学生の頃から「作文」は大の苦手でした。

 仕事の文章を書くのも悪戦苦闘、仕事の文章なんか定型文なのにね。

 でも一度だけ「印税」を頂いたことがあります。

 「アリエナイ理科ノ教科書IIIC」という本で2ページ半ほどの原稿を書いて少しばかりの印税を頂いたことがあります。若い頃の夢をほんの少しだけ叶えられました、でも同時に自分の無力さを知るきっかけにもなりました・・・2ページ半を書くのに悪戦苦闘、本1冊書くなんて無理だと思いました。才能のある人は子供の頃からあるので〔身近にいるんですよね、印税で食べている人・・・小学校の頃から作文で賞を貰ってました〕。

 2ページ半の原稿を依頼したしてくれた人から「本でも書きませんか?」と言われたこともありました、それもちゃんとした出版社から出るという・・・考えたけど、動けませんでした。

 私のダメなところでもあります。

 夢は夢のままおいておいたほうが良いかもと、諦めております。

 ・・・

 おじさんの独り言でした。