「艦船模型スペシャル2023年夏号特集今さら聞けない装備品のはなし‐日本海軍航空母艦編」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。
今回の特集は日本の航空母艦の装備品のお話、高角砲や機銃、探照灯、ボートなどですね。ここのディテールが良くなると模型の完成度が上がりますよ、という特集。
巻頭作例は「鳳翔」それも日本初の空母発着艦実験を5つの場面で再現です。「発艦準備」「発艦」「着艦へのアプローチ」「着艦」「着艦成功」の5つの場面です。1/700で人まで乗っているという恐るべき出来です。
次が特集の肝です。日本空母の装備品のお話。まずはピットロードの「龍鳳」のディテールアップ。
ここからがいつもと違う内容「プラ製装備品パーツの組み立てと塗装手順を見る」です。高角砲、機銃、内火艇、内火ランチ、探照灯、特型運貨艇の一つ一つの詳しい作り方が写真入りで20ページ以上。続いて主要空母の図面16ページです。
続いては作例「アオシマ1/700「雲龍」ピットロードの新・艦船装備セットでディテールアップ」これも詳しい。
「米空母ホーネットを日本海軍鹵獲仕様に改装する」・・・こちらはIFの設定。
「飛行甲板を彩る1/700艦載機の世界」・・・ここでは各社の艦載機を機種別に紹介とディテールアップ。16ページの細かさ。
特別記事で「戦艦大和」の1/35九六式25mm三連装機銃と1/16主錨と副錨。
NEW KIT REVIEWはピットロードの1/700「海上自衛隊護衛艦FFM-1もがみ」、期待の新作です。
連載「世界の客船〔35〕くれない丸・むらさき丸」いつもは大型客船ですが今回は日本の小型客船、この記事も良い。
今号は今までの「艦船模型スペシャル」と違って作例を絞って一つの記事の分量を増やして詳しく解説しているのが大変良いと思います。装備品の解説は詳しすぎるぐらい。
模型を作らなくなって久しく模型雑誌を実物の資料として買うのが長くなっていますが、こういう記事を読むと、また復帰しようかなと思うような内容でした。