「アリエナイ理科ノ大事典」をしばらく前に買ってきた

「アリエナイ理科ノ大事典」三才ブックスをしばらく前に購入いたしました。

https://www.amazon.co.jp/アリエナイ理科ノ大事典-薬理凶室/dp/486673034X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1521370323&sr=1-1&keywords=アリエナイ理科ノ大事典

 この本は「アリエナクナイ科学ノ教科書」の「くられさん」名義ではなく「薬理凶室」名義となっております。薬理凶室室長くられさんだけでなくPOKAさん、亜留間次郎さん、レナード三世さん、淡島りりかさん、yasuさんの共著です。

 薬理教室室長くられさんお約束の気合いの入った前書き〔後書きも〕から始まる本著は「ラジオライフ」「ゲームラボ」に掲載された記事を再編集した一冊となっております。

 前書きに「麻薬も作れぬケミストは一流とはとてもいえませんし、銃を作れない機械工は失格でしょう〔下線あり〕」と書かれているので私は失格者ですね〔Wikiの「薬理凶室」欄に私の名前が未だに残っているのですが・・・〕というのは置いといて内容はとてもとても濃いです。普段の「ラジオライフ」や「ゲームラボ」じゃ数ページですが全部まとめると強いですね。なにしろ300ページちょっとありますからね。でも一つの記事は数ページなので区切りをつけて読んだり自分の興味あるところから読むのも良いと思います。

 分類はトピックス・生物・化学・物理・放射線学・補講と分類されています。簡単にできそうなものから、「とても素人には真似できません」まで幅広いです。「真似できません」作品も文章を読めば色々なことが判るし学ぶことが出来ます。放射線学は事故以来いろいろな記事があちこちに載っていますが全く理解せずに書かれている文章が散見されますので、しっかり読んで知識を身につけましょう。

 残念なのはカラーページが少ないこと〔価格との兼ね合い?〕、「カラーの方が判りやすいのに」という記事が幾つか・・・例えば生物の「激ウマフードを科学的調理で作る」や「レア毒草探検ガイド」「身近に潜む毒草一挙だし」などはカラーだともっと判りやすいのに、と思います。

 いろいろ書きましたが費用対効果抜群、読み応え十分、他に類無しの名著であります。ゆっくり味わいながら読める一冊であります〔買って損無し〕。