「スウェーデンのジェット戦闘機ディテール写真集ドラケン/ビゲン/グリペン編」写真解説・富永浩史/イカロス出版を買ってきました。
1995年のEU加盟まで独自の武装中立政策をとっていたスウェーデンは自国で多くの兵器を開発し続けてきました。その頂点とも言えるのがこの本で取り上げられた3種の戦闘機であります。
サーブ社は「機体コンポーネントをほぼ国産で賄える」「STOL性能に優れる事」「地下格納庫で取り回しが容易」などの条件を満たすため努力と開発を続けた結果、独特の戦闘機を作り上げました。
その3種のディテール写真集がこの本です。
掲載は開発順にダブルデルタ翼のドラケン、カナード+デルタ翼のビゲン、最新鋭のグリペンの順番となっています。
構成は大型の全景写真→2ページの機体解説→ディテール写真→図面となっています。
とにかく細部の写真がしっかり掲載されています。コクピットや降着装置の写真のように割と掲載されている写真からラエエア・タービンアスレティング・フックエアブレーキまで取り上げられています。
各型とも派生型があるのですが派生型と通常型が並列掲載されているので解説文を確認する事が大事だと思われます。
スウェーデンの戦闘機のディテールの写真はなかなか貴重です、写真も大判でクリアで見やすいですね判りやすいです。メカ好きは細かい部分の写真を見ているとワクワクします。そういう意味で買って良かった本であります。
機体の詳しい解説は同じイカロス出版から発売されている「世界の名機シリーズ」の「ドラケン/ビゲン」「グリペン」を参照した方が良いと思われます。