「艦船模型スペシャル№90特集・日本海軍甲型駆逐艦のすべて〔陽炎型編〕」を買ってきた

「艦船模型スペシャル№90特集・日本海甲型駆逐艦のすべて〔陽炎型編〕」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 今回の特集は日本海軍艦隊型駆逐艦の集大成とも言える甲型駆逐艦の陽炎型を特集しています。

 巻頭はハセガワ1/350の雪風天一号作戦時に全力公開している姿を超絶ディテールアップの作例です。とにかく細かいです。

 続いてピットロードの1/700「雪風」、雪風1945年と陽炎1941年の図面、ピットロード1/700「陽炎」となっております。

 ここからが本巻の一番の良いところだと思われます。「陽炎型の兵装」では個艦別の兵装の変化が詳しく解説されています。

 「陽炎型駆逐艦の兵装変遷と行動調査」がとてつもなく詳しいです。今までこれほど詳しく陽炎型駆逐艦19隻の行動を詳しく書いた本は記憶にありません。大昔に「丸スペシャル」の特集で少しは書かれていたのですが、ここまで詳しいものではありませんでした。これだけでもお金を払って買う価値があります。

 アオシマ1/700「浜風」1942年・「秋雲」1943年・「磯風」1945年の作例、フジミ1700艦NEXTシリーズの「不知火」「秋雲」1941年、フジミ1/700特EASYシリーズの「濱風」「雪風」です。仮艦首を付けた1945年の「天津風」の作例と「天津風」改二の作例、最後に夕雲型の1/700キットの作例です〔将来的には夕雲型の特集も予定されているようです〕。

 とてつもない濃度でした。

 「世界の客船」はインマンラインの「シティ・オブ・ニューヨーク」と「シティ・オブ・ハリス」、8ページにわたって詳しい記事、客船の記事では最近の本では一番詳しい連載ですね。「世界の艦船」でも「世界の客船」の連載はありますが毎号1ベジだけですもの〔「世界の艦船」も頑張れ〕。

 「艦船ソリッドモデル入門」は「オランダ客船ノルサン」。

 「日本海軍艦船図鑑」は「戦艦扶桑の後檣と煙突」。

 「ラベールアーカイブス」は「異形の巡洋潜水艦・エレール1/400フランス巡洋潜水艦シュルクーフ」、古いキットにレジンパーツとエッチングパーツが追加されているそうです。

 

 最近の「艦船模型スペシャル」は充実度が凄いですね、このまま続けて欲しいです。

 購入して正解でした。

「昭和40年男2023年10月号特集俺たちのゴジラ‐第二次怪獣ブーム世代の逆襲」を買ってきた

「昭和40年男2023年10月号特集俺たちのゴジラ‐第二次怪獣ブーム世代の逆襲」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 巻頭特集は「ゴジラ」です。とにかく内容が濃いです、そして怪獣「へドラ」推しです。

 私はゴジラ映画をほとんど見ていないのです〔映画館で映画を見ること自体が子供の頃から少ないです〕。「ゴジラvsモスラ」ぐらいしか見た記憶がありません。

 最初に最新映画「ゴジラ-1.0」の詳しい解説。続いて昔の「ゴジラ」を多角的に解説、「ジェットジャガー」まで取り上げています〔存在すら忘れてました〕。獣神サンダー・ライガーゴジラ・フィギュア愛もしっかり語っています。

 今までの特集で一番奥が深くて濃い特集だったかも。

 

 第2特集は「昭和54年/1797年」であります。

 最初に当時のテレビ欄紹介〔これが私は好き〕、懐かしい番組がずらり。「アップダウン・クイズ」に「ヒントでピント」「目方でトーン」「ヤングおー!おー!」見てましたね。今でも続いているのは「笑点」「サザエさん」そして「日曜美術館」。時代劇の「伝七捕物帖」「桃太郎侍」も見てました。当時すでに大リーグ中継があったのは驚き。「TVジョッキー」では女子ボイン大会、今やったら怒られる企画、ちゃんと見てましたけど。ドラマで「サイゴンから来た妻と娘」、原作読みました。当時は「兼高かおる世界の旅」もありましたね。

 「ゴダイゴ」・・・当時はよく聞いてました。

 「ドラマ・ちょっとマイウェイ」・・・ありましたね、思い出しました。桃井かおりが出ていたドラマ、音樂も素敵でした。

 「雑誌ムー創刊」・・・類似誌「トワイライト・ゾーン」や「AZ」が長続きしなかったのにいまだに生き残っているのは立派です。ノストラダムスの大予言を散々取り上げながら「1999年8月号」をちゃんと出すのが・・・。

 「テリー・ファンク」・・・ザ・ファンクスvsブッチャー・シークの大戦は全日本プロレスのドル箱カード。ブッチャーの凶器攻撃の提案がテリーだったのは驚き。引退して、すぐに復帰したのは残念というかテリーの作戦ミスだった感じ。

 

 その他の記事から。

 「チェリーのアイドルボム・新井薫子」・・・ビートたけしが時々ネタにしてたのを思い出した。

 「俺たちのアイドル・竹下景子」・・・元祖「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」、「クイズダービー」の「三択の女王」の印象強し。

 「昭和40年男のための健康講座・男性の更年期障害」・・・鬱と間違いやすいらしいので注意。この健康講座は今回で最終回らしい、ネタ切れかな・・・今から昭和40年男の体調不良は本格化するような気がするけど。

 

 今回も濃い1冊でした。

大阪市立中之島美術館「長沢芦雪展」に行ってきた

 昨日、大阪市中之島美術館「生誕二七〇年長沢芦雪展‐奇想の旅、天才絵師の全貌」〔前期展示〕を見に行ってきたので感想を書きたいと思います。

https://nakka-art.jp/exhibition-post/rosetsu-2023/

 近年話題になっている18世紀の奇想の画家・長沢芦雪の展覧会です。

 長沢芦雪と言えば人物より動物というのが私個人的な感覚です。今回の展示の人物画でも「鍾馗像」のようなカッコいいものもあり、「寒山拾得」のようにユーモラスなものもあり良いのですけど。

 犬と兎〔「百兎図」〕が可愛いです。龍と虎はカッコいいです、特に眼の表現がカッコいいですよね〔「龍・仙人図」や「無量寺・龍図襖」〕。

 「千羽鶴図屏風」の鶴の集団は鶴の配置が今風です。

 「孔雀図」は他の作品と違って華やかな色彩です。同じテーマで描かれた円山応挙の孔雀も展示されていて比較できます。

 牛〔「牛図」〔眼が可愛い〕や「牧牛図」〕や猿はとてもユーモラスです。

 亀や猿、鷹の作品もあります。

 会場の入り口には芦雪の弟子が描いた芦雪像が展示してあります。なんとも言えない表情をしていますね。

 「関羽図」がありますが「赤ら顔」では無かったです。

 師匠の円山応挙や同時代の伊藤若冲・曽我蕭白の絵も展示してあります。

 見応えがある良い展覧会でした。

 後期になるとほとんどの絵が入れ替えになるそうなので、もう一度見に行かないと駄目ですね〔後期と同時期に「テート美術館展光‐ターナー印象派から現代」が開催されるので丁度良いかもしれません〕。  

「昭和40年男2023年10月号特集・相棒物語‐愛すべきバディたち」を買ってきた

「昭和40年男2023年10月号特集・相棒物語‐愛すべきバディたち」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 特集は「相棒物語‐愛すべきバディ」、私にも昔は相棒と言える友達がいましたが今はすっかり疎遠になって今はぼっちです。

 国広富之松崎しげるワンダフル対談」噂の刑事トミーとマツの名コンビでしたね、松崎しげるは変わってない、国広富之はこんな感じだったっけ?という見た目であります。ドラマ、面白かったな。番組のマドンナだった石井めぐみのインタビューもあり。

 「人生に必要なことのすべて昭和ドラマの名コンビに学んだ」、一番印象が強いのは「あぶない刑事」かな。

 「相棒ありきの特撮ヒーロー」、やっぱり「超人パロム・1」の健太郎と猛ですね、二人揃わないと変身できないんですから。

 「洋画&海外ドラマでで観たソウルメイトの固い絆」、ここは「スタ&ハチ」。

 「テレビまんがの中野愛すべき相棒」、ルパンと次元が一番ですね。

 「ふぞろいのデュオ、グレープ」、50年振りに再開ですね、懐かしい。

 「俺たちが愛した名コンビ」堺正章と井上順、小堺一機関根勤加藤茶志村けんせんだみつお湯原昌幸伊東四朗小松政夫と名コンビがずらり

 「昭和のリングを盛り上げた伝説のタッグチーム史」、この雑誌にプロレス記事が無い時はない〔キッパリ〕、さすがに馬場と猪木のBI砲は見たことが無い。最初に意識したのはザ・ファンクスか?最強論議に上がるのはハンセン&ブロディかザ・ロードウォーリアーズか?一度で良いから対戦を観たかった。好きだったのはダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミスかな二人とも不幸な最後だったけど。

 藤子不二雄まんが道』が教えてくれた本当の友達の意味」、二人のコンビも素晴らしいけど二人が描いた漫画の名コンビ、オバQと正ちゃん、ドラえもんのび太などが名コンビですよね

 他にも色々な記事有り。

 

 後半のタイムトラベルは「昭和60年/1985年」です。

 恒例のテレビ番組欄、この頃は夕方にニュース番組もどきの情報番組が少なくてアニメやドラマの再放送が多い、「夕焼けニャンニャン」が始まった頃ですか〔関西は半年遅れだったと記憶する〕。水戸黄門が月曜8時にちゃんと放送している。「キャッツ・アイ」は毎週観てました。「ななこSOS」懐かしい。「世界のプロレス」もあったよね、これでロードウォーリアーズは有名になった。「ニュースステーション」が始まったのもこの頃、観てなかったけどね。

 南野陽子、歌手デビュー」、地元が近かったのでデビュー前の噂を色々聞いた、真偽不明なので書かないけど。

 阪神タイガース、日本一」、バース・掛布・岡田のバックスクリーン三連発は伝説です。この年は甲子園に何回も行って応援したな、日本シリーズも行ったけど、その試合に限って負けた〔悲しい〕。今年は18年振りにセリーグ優勝したから日本一にも鳴って欲しいな。

 「サバンナRX−7、流面形セリカ登場」RX−7は格好良かったな。

 

 他の記事から

 「心臓・循環器の病」、私も血圧が高いから気をつけなきゃ。

 他にも興味深い記事多数でした。特別定価税込み990円は少し高くなった気がする。

「世界の艦船増刊傑作軍艦アーカイブ〔17〕ドイツ戦艦「ビスマルク」級」を買ってきた

世界の艦船2023年9月号増刊傑作軍艦アーカイブ〔17〕ドイツ戦艦「ビスマルク」級」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 傑作軍艦シリーズの17冊目にして初めて日米英以外の軍艦の登場です。ナチスドイツの戦艦ビスマルク級の2隻「ビスマルク」と「ティルピッツ」〔この本では「ティルピッツ」となっていますが本項では「テルピッツ」と標記します〕です。

 表紙はビスマルクの艦橋構造物のクローズアップですが、もうちょっと良い写真があったかと・・・。

 巻頭カラーは「カラー写真とイラストで見るビスマルク級」から始まります。当時のドイツではチラホラとカラー写真が普及しだしていたのでカラー写真も残っています。

 続いて「700分の1スケール洋上模型で見るドイツ戦艦ビスマルクとテルピッツ」、アオシマとピットロード製品の作例。

 モノクロ写真はビスマルクから紹介、細部写真が多数載っているのはありがたいです、ドイツ軍艦の細部写真はなかなか見られませんからね。テルピッツはノルウェーに引きこもっていた頃の写真が多数。

 「1/700洋上艦隊テルピッツを作る」宇田川大造、ピットロード製品で紹介。

 「ドイツ海軍の迷彩とビスマルク級」白石光、当時の迷彩について。

 「掲載軍艦キット紹介〜ドイツ戦艦ビスマルク級〜」、1ページにまとめてあります。

 「徹底分析ビスマルク級」は「計画経緯」「船体/防御/機関」「兵装」「バトル・ヒストリー」に分けて詳しく解説、大変詳しくて読みがいがあります。

 「ビスマルク級の搭載機と航空兵装」白石光、搭載機のお話。

 「新戦艦比較論ビスマルク級vs.列強新戦艦」小高正稔、各国の戦艦とビスマルク級が戦ったらどうなる?という考察。日米の新型戦艦の大和級アイオワ級にはビスマルク級は勝てないという考察は正しいと思います。

 「ビスマルク級と列強大型艦の水中防御を比較する」寺西英之、渋い記事。

 「WWⅡドイツ艦艇の溶接技術」寺西英之、エムデン級から始まる艦艇溶接技術を詳しく解説、こちらも渋い記事。

 「ビスマルク級のルーツドイツ戦艦バイエルン級」宮永英将、第一次大戦の戦艦について。

 「ビスマルク級戦艦艦名由来人物伝」、最後の1ページ。

 

 と言うことでドイツ戦艦ビスマルク級の本ですが本文の読み応えがある本でした。

 傑作軍艦アーカイブシリーズも大型艦のネタがそろそろ無くなってきましたね、アメリカのエセックス級なんかはすぐに思い立ちますが、それとも小型艦に移って日本の特型駆逐艦アメリカのガトー級潜水艦に移行していくか戦後の艦艇、例えば原子力空母エンタープライズを特集するか・・・楽しみにしておきましょう。

 次の世界の艦船増刊は英空母クイーン・エリザベス級だそうです。

「ワンダーJAPON第7号北海道ひどく気になる場所」を買ってきた

 「ワンダーJAPON第7号北海道ひどく気になる場所」が発売されたので買ってきましたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 特集は「北海道ひどく気になる場所」、広い北海道を2600Km走り回って取材したそうです。

 「旭浜のトーチカ」、第二次大戦の本土決戦に備えて作られたトーチカが今でも残っています。頑丈なので本体は残っているのですが地盤の方が波で浸食されて傾いているのが時代の流れ。トップの記事がこれというのも「ワンダーJAPON」らしい。

 「戸井線(未成線)跡」、北海道には廃線未成線も多いです。

 「タイヤ星人」、交通安全の看板ですがタイヤで作られていて立派。

 「馬場川防潮水門」、門柱の上の円盤状の操作室・機械室がインパクト有り。

 「謎の仏像群」、なんでこんなに仏像があるか本当に不思議。蒋介石の立像もあるのも不思議。

 「藤野みどり公園へいせい号」、回転式シーソーが可愛い。

 「レトロスペース・坂会館」、これまた不思議なスペース。日常と非日常の融合、下着がいっぱい飾ってあるのも不思議。

 「本物の錠前師」、デンパを感じすぎます。

 「旧三井砂川炭鉱中央立坑櫓」、廃港跡を利用した無重力実験センターがあったところ、無重力実験センターって使われなくなってたんだ。

 「ガリンコ号Ⅰ」、保存してあって嬉しい。

 「建築紀行」、ユニークな建築がいっぱい。

 「ほっき貝資料館」「古潭雄別歴史資料館」、密度が濃いです。

 「2つの円形校舎」、円形校舎は我が家の近くにもありましたが〔今は無い〕2つあるのは珍しい。

 他にも珍しい物件が多数載っています。

 

 後半は「まぼろし博覧会」

 「ドキュメント72時間」でも放送され有名になった物件〔私も番組見ました〕。「ワンダーJAPAN19号」で10年以上前に紹介されていましたが再度、探訪です。「メルヘンランド」や「まぼろし島」「ストリップ記念館」などが追加されて増殖中。一度見に行きたいです。

 「橋本遊郭の記録2023」、淀が左岸にある橋本遊郭の記録、詳細な地図付き。レトロな建築が良いですね、ステンドグラスなどのガラス窓が良いです。そう言えば遊郭って行ったこと無い、エッチなお店には行ったことがあるけど。

 「投稿JAPON」、これに投稿できるような物件を見つけたい。

 今号も濃くて楽しかったです。

「世界の艦船8月号増刊日本軍艦史‐通巻1000号記念」を買ってきた。

世界の艦船8月号増刊日本軍艦史‐通巻1000号記念」を買ってきました。

 遂に「世界の艦船」も通巻1000号となりました。おめでとうございます。

 と言う訳で記念増刊「日本軍艦史」が発売となりました。

 とにかく分厚い。そして重いです。何しろ432ページもあります。

 今までの「世界の艦船」の中で一番分厚いと思われます〔少なくとも我が家にある「世界の艦船」の中では一番分厚い〕。

 内容は題名通りの日本の軍艦史です。ほとんどが写真です。最後に「日本海軍の興亡〔畑野勇〕」と「日本軍艦年表」と絵葉書が2枚付いています。

 巻頭カラーは「絵画で見る日本軍艦」が8ページです。

 その後はひたすら日本軍艦〔戦闘艦艇や特務艦艇、特設艦船〕の写真です。日本海軍の観艦式の歴史も載っております。

 日本軍艦は最初に明治の創設期の各種軍艦の写真が載っています。

 続いて艦種別に写真が載っています。明治期から太平洋戦争の終わりの艦まで同じ艦種なら建てつつけに載っています。例えば巡洋艦なら明治期の浪速型から太平洋戦争の大淀型や八十島型まで載っています〔八十島型の写真が見つかったと思ったら絵でした〕。

 とにかく写真と写真解説のキャプションがぎっしりであります。1冊に日本海軍艦艇を詰め込んだので仕方ないかも知れません。昔〔1970年代〕出た日本軍艦史は明治・大正・昭和の3冊に分かれてましたからね。日本軍艦の基礎データと言うことで詳しくは各々の本に任せるという形になると思います。

 今後も「世界の艦船」が発展しますように!。