大阪市立中之島美術館「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」に昨日行ってきたので感想を書きたいと思います。
中之島美術館には2回目、最近は行くか行かないか迷っている間に終わってしまうことが多いので開催初日に行ってきました。今回の作品展は中之島美術館が所蔵するサントリー・コレクションが中心です。
最初のコーナーは「《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》発表から《ジスモンダ》誕生まで」。ロートレックの作品がずらりと並びます。有名な「ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ」や「エルドラド、アリステッド・ブリュアン」から見たことの無い作品までの展示、その後でミュシャの「ジスモンダ」以降のポスター作品が並びます。
第2コーナーは「《サロン・デ・サン》での制作」。ミュシャの「愛人たち」は今まで見たこと無かった作品。このコーナーではミュシャが中心、もちろんロートレックもあります。
第3コーナーは「ロートレックの最後のポスター、ミュシャはパリ時代のピークへ」。ミュシャのポスターの絶頂期です。ミュシャの「演劇「鷲の子」」は初見です。
第4コーナーは「ロートレックの死、ミュシャ装飾様式の慣熟と完成」。ロートレックは30代の若さで無くなりました、早いですね〔画家は早世か長生きか両極端の気がします〕。ミュシャの様式美は完成。ボナールの作品なども展示されています。
第5コーナーは「同時代のお酒のポスター」。さすがサントリーのコレクション、お酒のポスターは充実しています。
私はミュシャが好きなので展覧会がある度に見に行ってますが今回も初見の作品があり嬉しい限りです。
図録は2種類、通常版と大判、大判が欲しかったのですが高くて断念〔置く場所にも困りますからね〕。図録には展示全作品は載ってません、ロートレックとミュシャの作品のみです。ボナールやお酒のポスターが載ってないのはとても残念でした〔強調〕。