活字中毒者の変な読書遍歴

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

 私は自他共に認める活字中毒なんですが読書遍歴は変わっています。

 活字中毒の人と言えば子供の頃から本ばかり読んでいたというイメージですよね。

 私の場合は合っていて違います。

 絵本や児童文学ってほとんど読んだ事がありません。

 何を読んでいたか?

 図鑑です。

 子ども向けの「乗りもの図鑑」「動物図鑑」「宇宙の図鑑」などですね。

 特に鉄道が大好きでした。

 それを見ていた父は何を間違ったか幼稚園児の私に「鉄道ファン」「鉄道ジャーナル」「鉄道ピクトリア」と言ったマニア向けの本を買って与えていました。喜んで読んでいた私も私ですが・・・読んでいたと言うより「見ていた」が正解です。鉄道の名前は「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」が判るとそれなりに判りますからね。詳しい内容なんか気にしてませんでした。

 動物については「朝日=ラルース週刊世界動物百科」という本を毎週買ってました。今のディアゴスティーニやアシェットのご先祖ですね。動物の名前も「カタカナ」ですから何とか判ります。今読むと良くこんな本を見ていたなぁ、という感じです。これが小学校の真ん中ぐらいまで。

 小学校高学年になるとミリタリーに目覚めます。最初に買ったのは「丸スペシャル」の第10巻「重巡最上・三隈」ですね。今でもあります。

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 44年前の本ですね。この後1〜9巻も揃えて休刊になる135巻まで買い続けました。「世界の傑作機」の青版は「彩雲」が最初だったかな、ModelArtも買い始めました。

 他の本で言うと「天才バカボン」ですね。アニメも大好きで買ってました。でも「天才バカボン」て二つの出版社から出ていて内容が同じところと違うところがあるという、ややこしい編成でしたね。

 中学から高校にかけてさらにミリタリー・オタクは本格化していきました。

 1980年2月号から「世界の艦船」、1981年1月号から「航空ファン」を買い始めました、以降1冊もかかさず買っております〔別冊・増刊は除きます〕。他にも「戦車マガジン」や「航空ジャーナル」「PANZER」「SeaPower」なども・・・この辺で人として駄目になった気がします。

 アニメも本格的に見だしコミック本も買うようになりました。私はジャンプ派ではなくサンデー派でした。当時は「うる星やつら」や「タッチ」が連載されてましたね。「ビックコミック・スピリッツ」も「めぞん一刻」「軽井沢シンドローム」目当てに読んでました・・・アニメ雑誌は「OUT」を読んでました〔マイナー指向〕。

 他には理系だったので「講談社ブルーバックス」もちょろちょろと読んでました。

 

 さてさて小説〔文学〕を読み出したのは18歳、高校3年生も終わりの頃ですね。大学への内部進学が決まりのんびりしていたのですが祖母の病気が酷くなり入院して危なくなってきました。携帯など無い時代、私は電話番として自宅待機、病院に看病に行っている母の代わりに家事をする必要がありました。とはいえ時間があるので本を読む事に・・・知り合いから借りてきた司馬遼太郎の「項羽と劉邦」が最初ですね、この後歴史小説を読み出しました。

 同時にSFアニメつながりで高千穂遥新井素子栗本薫そして海外SFにまで手を出すようになって・・・後は一気に読み始めましたね。大学生は時間がありますから年間150冊以上読んでいます。

 

 と言うのが私の若い頃の読書遍歴ですね・・・今でもミリタリー雑誌は買い続けてます、小説も読んでいます。当分続くでしょうね。

 ちなみに今年の一冊目は「新訂幕末下級武士の絵日記‐その暮らしの風景を読む」大岡敏昭著/水曜社でした。 

新訂 幕末下級武士の絵日記

新訂 幕末下級武士の絵日記

  • 作者:大岡 敏昭
  • 発売日: 2019/04/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)