「超・名品展」兵庫県立美術館に6月6日に行ってきました。
コロナ自粛が終わってから初の展覧会であります。
前日までに予約、マスク着用、入り口で体温検査、係員さんはマスクの上にフェイスガイド着用〔ご苦労様です〕という物々しい空気〔嫌な時代でございますね・・・コロナの一刻も早い退散を〕
兵庫県立美術館開設50周年記念と言う事で1870年代から1970年代の日本の名作〔絵画・彫刻・写真〕を取りそろえてあります。この間の有名作家の作品は一通り揃っております、ただし一人1〜3作品となっております。
それでは印象に残った作品を書いていきたいと思います。
「豆腐」高橋由一・・・最初の展示作品が「豆腐」です。
「ピエトロ・ミカの服装の男」松岡寿・・・鋭い目が凜々しいです。
「老父」長沼守敬〔彫刻〕・・・いい顔です。
「景色」本多錦吉郎・・・良い農村風景。
「鹿、青春、光り、交叉」普門暁、「サディスティッシュな空間」村山知義、「ペシミストの祝祭」岡本唐貴など・・・1920年代の抽象画は好きです。
「ねて居る人」萬鐵五郎・・・独特な雰囲気が漂っています。
「リュクサンブール公園」佐伯祐三・・・佐伯祐三の真作。良い作品です。
「唄へる女」梶原緋佐子・・・なんとも言えない女性の表情。
「夏景山水図」「竹窓聴雨図」富岡鉄斎・・・迫力があります。
「鳥籠」古賀春江・・・古賀春江の見た事の無い作品が見られて嬉しい。
「大楠公馬上奮戦の像」斎藤素巌・・・湊川神社に奉納された像の原型、神戸にふさわしい作品。
「人と魚」桂ゆき・・・1954年作品で第五福竜丸事件を題材にしているにかかわらずポップな感じになっている不思議な作品。
他にも横山大観・菱田春草・黒田清輝・藤島武二・岸田劉生・小出楢重・橋本関雪・梅原龍三郎・小磯良平・棟方志功・中山岩太・安井仲治・草間彌生・吉原治良・東山魁夷・岡本太郎など有名作家の作品がずらりでです。
十分、楽しめる展覧会でありました。
図録が1000円でとってもお買い得〔普通の図録より少し小さめですが問題なしです〕。
この展覧会はコロナのせいで6月2日〜6月7日までの超短期開催となっております、私も滑り込みで見に行く事が出来ました。せっかくこれだけ集めたのに超短期開催はもったいなすぎますね・・・次の展覧会の準備や借りた作品の返却期限等もあるので仕方ないのでしょうけど。
常設展2020年度コレクション展動く!美術も良い作品が揃っていました。
非常事態宣言前最後に行った展覧会が2月ですから3ヶ月以上展覧会に行ってなかった事になります、最近では珍しいほど間隔が開いてしまいました〔2000年代後半から2010年代前半はほとんど展覧会に行かなかった時期はありますが〕。
久しぶりに本物の絵を間近に見ると普段より大きな感動がありました。
コロナ騒動と「新しい生活様式」のストレスが少しでありますが解消した気がします。魂と脳みその洗濯になったようです。
早くコロナ騒動が終結し予約無しマスク無しで展覧会を見に行けるようになってほしいものです〔蒸し暑いときのマスクは苦痛ですからね〕。
次に行きたい展覧会も心の中で決めています。予約しておかないといけませんね。予約すると調子が悪くなると言うジンクスもあるんですけどね〔今回は上手くいきましたが〕。