「ワンダーJAPON」スタンダーズ社刊を買ってきました。
2005年から2012年にかけて発売された「ワンダーJAPAN」の後継本であります。
待ちに待った発売でしたね。
副題の「日本の異空間旅行マガジン」とあるように変な建物や廃墟などを初回してくれる本であります。「ワンダーJAPAN」が休刊している間は「八画文化会館」が唯一に近い存在でしたからね〔「ラジオライフ」の連載はありましたが月に2〜4頁でした〕。
それでは本文の感想を書いていきたいと思います。
トップが「野間台調圧塔」・・・こんなモノが存在している事すら知りませんでした、格好いいです。
「たのしい公園遊具の世界」・・・「キノコ」が味わい深い。
特集は「東京《異空間》旅行」です。
東京は案外、広いので色々なモノがあります。
最初は「イグアナクレーン」・・・なんとも言えない造形。
「スガヌマ立体車庫」・・・これは凄い、480台のトレーラーシャーシが収納できるトンデモ施設〔解説文の字の色が背景と近くて読みにくいのが難点〕。
「船堀タワー」・・・格好いいが倒れそう。
「野方文化マーケット」・・・こんな所がまだ残っているとは。
「老眼めがね博物館」・・・これだけ並ぶと壮観、羅列の美学。
「モンガイカンの建築散歩」・・・見ているだけで楽しい。
「ニュー秘宝館」・・・滅び行く「秘宝館」に新顔登場。
「奥多摩工場」・・・工場萌の濃縮空間。
「アキバの謎の自販機コーナー」・・・本当に謎の空間。
他にも興味深い物件多数。
特集以外の記事について
「碧き世界の廃墟たち」・・・日本の海に沈む船舶と戦闘機、このシリーズでは初めてのモノ。月刊「丸」に連載されいる「海底のレクイエム」の日本版といった感じ。
「おもしろミニ展望台カタログ」・・・良い形のが多数、探せば他にも良いものがありそう。
「須磨ベルトコンベヤトンネル」・・・通称「神戸市株式会社」の真骨頂だった「山から海へ」を支えた土砂運搬トンネル、中はなかなか見られないので貴重。
「三弦橋マニアックス」・・・これも珍しい、こんなにあるんですね。
「奇天烈ラブホテルの世界」・・・これも面白い。
他にも色々な記事、オールカラーで大変、内容が濃かったです。引きこもり系の私のような人間にはありがたい本であります。
「ぼぉ〜」っと眺めるも良し、本文をじっくり読むも良し、8年待った甲斐あり。
次号発売も期待しております。