展覧会を回顧する・「パナマレンコ」展

 暑い日が続いています。

 コロナ騒動と「新しい生活様式」のせいで、すっかり展覧会から離れております。

 理由については↓のブログを参照してください。

ta283.hatenablog.com

 と言う事なので昔、見に行った展覧会から記憶に残るものについて回顧していきたいと思います。

 第1回目として取り上げるのは国立国際美術館で1992年の夏に開催された「パナマレンコ展」であります。

www.nmao.go.jp

 まだ国立国際美術館万博公園にあった頃の展覧会です。

 パナマレンコはベルギーのアントワープ生まれの現代美術作家であります。主に飛行機を中心とした詩的なテクノロジー作品を作られています。

 まだ展覧会巡りを始めた頃の私は「飛行機」という言葉にだけつられて見に行った事を記憶しています〔パナマレンコの名前は今はなきアメリカの航空会社パンナムから取ったと思われます〕。当時はインターネットに繋いでおらず訳も分からずなんでこの展覧会を知ったかの記憶も定かでありません〔多分、『芸術新潮』と思う〕。現代美術なんかほとんど見た事が無い頃ですね。

 当時買った図録がまだ手元にあるのでそれを見ながら書いていますが、図録をよく買っていたものだと思います。

 飛行機というより飛行装置のオブジェがたくさんありました。飛行船、羽ばたき翼〔オーニソプター〕、背負い式飛行装置などなど・・・飛行装置としては絶対に飛びそうもないのですが〔飛行船は浮くと思う〕・・・昔のSFに出て来るような懐かしさがあって面白いのです。図録を見ると映像作品もあったようですが記憶にないです〔私は何故か映像作品って記憶に残らないのです〕。

 現代美術はとっつきにくいと考えていた私ですが元々興味のあるテーマ〔この展覧会なら飛行機〕であれば、入る良いきっかけになったと思っています。

 

 後日談ですが「パナマレンコ」作品は、この展覧会以来見た事がなかったのですが2017年兵庫県立美術館で開催された「ベルギー奇想の系譜展」で再会したときは驚き運命的なものを感じました。

www.artm.pref.hyogo.jp

 

 また機会と時間がありましたら懐かしい展覧会の感想を書きたいと思います。