11月2日に「没後50年藤田嗣治展」京都国立近代美術館に行ってきました。
没後50年と言うことで、あちこちで特別展が行われている藤田嗣治です。
今年だと
2016年には
が関西では開催されていますが決定版はこちらになると思います。
初期の自画像から始まり最晩年のカトリックがらみの作品までが時代別に展示されています。
「原風景」
「はじまりのパリ‐第一次世界大戦をはさんで」
「1920年代の自画像と肖像‐「時代」をまとうひとの姿」
「「乳白色の裸婦」の時代」
「1930年代・旅する画家‐北米・中南米・アジア」
「「歴史」に直面する‐二度目の「大戦」との遭遇」
「「歴史」に直面する‐作戦記録画へ」
「戦後の20年‐東京・ニューヨーク・パリ」
「カトリックへの道行き」
と分かれて展示されているので時代によっての画風の変化が判りやすくなっています、特に第二次大戦の歴史画「アッツ島玉砕」「サイパン島同胞臣節を全うす」の戦争の重さを背負った迫力と戦後のニューヨークやパリで描かれた作品達との対比〔戦後、責任を問われた話は・・・〕が印象的であります。
もちろん第二次大戦前のパリで描かれた作品が良いのは当然であります。裸婦画がずらりと並んだコーナーは圧巻、世界各地で描かれた絵も良いです。
100点以上の作品〔名作〕を一カ所で見られるだけで貴重な展覧会だと思います。