「1945年±5年展」兵庫県立美術館

敗戦の年1945年の前後5年の日本美術の回顧展

1940年と言えば日中戦争と欧州における第二次大戦は始まっていたものの日本本土での戦争はまだのころ、色々な統制が始まった頃ですね

俗に言う「戦前」の生活が続いていて美術の題材としても美しい女性の絵が多く描かれたりしました〔中西利雄、小磯良平等〕、風景画もわりとのんびりした感じ〔ただ満州等の絵も多い〕

戦時中はやはり「戦意高揚」もの

戦後になると焼け跡、敗戦等々の敗北感や脱力感が一気に吹き出して不気味さが漂う絵が多いです

 

展示は古い時代すら順番に

最後が丸木位里・赤松俊子の「原爆の図第1部幽霊」と「原爆の図夜」というのに重みがあります

 

途中に水木しげるの戦地で描いたスケッチが10点ほど展示してあります・・・普段目にする水木マンガとまったく違うタッチ〔普通のスケッチ〕ですが上手いです

 

久しぶり図録を買って帰りました・・・2000円なので買いやすいです

ちゃんと出ていた作品が載ってますし〔たまに載ってないときがあるんですよね、諸事情で・・・〕

 

敬称略させていただきました、あしからず