「世界の艦船2020年8月号増刊精鋭自衛艦のすべて〔6〕「そうりゅう」型&「おやしお」型潜水艦」海人社をしばらく前に買ってきましたので感想を書きたいと思います。
2017年にイカロス出版からも「世界の名艦海上自衛隊「そうりゅう」型/「おやしお」型潜水艦」が出ていて同じテーマの本となりますが出版社の違いが出てきます。
カラーの内容は第1部が「洋上のそうりゅう型/おやしお型」で1から2ページに1枚の写真で各艦の紹介です。
第2部は「そうりゅう型の艦上および艦内」、艦首から艦尾までの写真と艦内の写真です。発令所や武器管制エリア、魚雷発射管室、士官室、居住区、科員食堂、厨房、AIP区画、機械室が紹介されています。厨房の写真は珍しいですね。
第3部は「おやしお型の艦上および艦内」、「そうりゅう」型の写真と同じ区画を撮った写真が多いので「そうりゅう」型と比較できます。
第4部は「進水式と就役式」、11番艦の「おうりゅう」の進水式と就役式の模様が中心です。
本文の最初は「海上自衛隊の潜水艦」幸島博美で海上自衛隊潜水艦の歴史を技術面で解説しています。
続いて「そうりゅう型の技術的特徴」幸島博美で「船体」「機関/ウエポン・システム」の二つに分けて解説してあり詳しいです。
最後は「おやしお型の技術的特集」石井幸祐でこちらはそうりゅう型に比べてあっさりです。
良くも悪くもいつもの世界の艦船の増刊です。イカロス出版の「そうりゅう/おやしお型」とは違う編集ですね。世界の艦船は写真が大きくてイカロスは写真が小さくて文字解説が多いパターンです。どちらを選ぶかは個人の好みになるでしょう。