「アウトサイド・ジャパン‐日本のアウトサイダー・アート」櫛野展正を読んだ

 「アウトサイド・ジャパン‐日本のアウトサイダー・アート」櫛野展正/イースト・プレスを今年一冊目の本として読みました。

 

アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート

アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート

 

  新年早々、濃い本を読みました。

 日本唯一のアウトサイダー・キュレーター櫛野展正さんが発見したアウトサイダー・アーティスト135組が紹介されています。

 分類は憧れ・異形・描く・過剰装飾・家族・老人芸術・セルフビルド・廃材・楽園・ヘアサロン・オススメするアーティストとなっております。

 インパクトのあったアーティスイトを書いていきます。

・けうけげん「架空芸人ワールド」・・・情報量の多さが素晴らしい

・井脇満敏「親子のパラダイス」・・・ほのぼの感あり

・饒波隆「日本のシュヴァル」・・・建築物は好きです

・ヘアサロン・・・ヘアサロンにアウトサイダー・アーティストが多いのは芸術性の追求からでしょうか?磯野健一「もうひとつの大阪城」は関西のテレビで何回か見たことがあります。

 よくこれだけの人達を集めたものだと感心いたします。

 収集系の本は良いですよね。

 普段、見ている美術館では滅多に見られない作品ばかりで良かったです。

 

 「おわりに」も少し衝撃的。

 「創作仮面館」のストレンジナイトさんの話を読むと生き方もアウトサイダー・アートなのか?!と思うのです〔「設定」と書いてしまうと簡単になっちゃうんですけどね〕。

 それも込みで面白い本でした。

 

 それでは皆様、本年もよろしくお願いいたします。