「ワンダーJAPON第5号特集愛知奇異スポット」を買ってきた

「ワンダーJAPON第5号特集愛知奇異スポット」を買ってきたので内容を紹介しながら感想を書きたいと思います。

 昨日少し大きな本屋で見つけたので早速買ってきました。

前半の第1部は「愛知奇異スポット」であります。

 「鬼ヶ島公園〔その1〕」寝そべっている青鬼が妙にセクシー。

 「万場緑地くだもの野菜遊具」テーマがちゃんとあるというのが良い。

 「パブレスト百万ドル」この巻で一番インパクト有りのお店。6ページにわたって写真がザクザク、この空間でカラオケを歌う勇気は私にはありません。

 「刈谷浴場跡」打って変わって渋さの極み。

 「高浜茶屋吉貴」江戸時代の歌舞伎小屋を寄席・楽屋ごと再現した施設。人形の再現度が高い、まるで生き人形。

 「狸王国」狸の置物まみれ。

 「歯の博物館」昔の歯の治療具が恐い。

 「貝殻公園」夢のお告げに基づいて作ったという貝殻とセメントの巨大な構造物、執念が凄い。

 「陸軍伊良湖射場」まだ施設が一部残っていたんだ。

 「中之院軍人像」上海上陸作戦で戦死した兵士達のコンクリ像、凄い。

 「妙楽寺」お墓のお墓。

 「間々観音」乳モチーフが溢れる寺

 「田縣神社」こちらは男性器、こういう神社って日本各地にあるんですね。

 「船の家・福寿丸」ちょっとお洒落かも。

 「タマディック名古屋ビルらせん階段」渋くて格好いい。

 「廃ラブホ街道」昔は固まってあったんですね、栄枯盛衰。

第2部は「おもしろ構造物in群馬」

 「JR吾妻線第二吾妻川橋梁」重厚すぎるコンクリ製の橋、重い感じが伝わってきます。

 「八ッ場ダム」完成しました、こちらも立派。

 「佐久水力発電所サージタンク」サージタンクというものの存在を初めて知りました、こちらも巨大。

 「早吸日女神社」蛸の絵を奉納して蛸を食べるのを我慢して願を掛ける神社、不思議だ。

第3部は「廃墟のある風景」

 「鬼怒川温泉」まだ立派な状態で残っています。

 「水上温泉」こちらは徐々に崩壊の道へ。

 「世界平和大観音」解体中、足場が凄い、無くなると思うとちょっとだけ寂しい気もする。

「投稿JAPON」

 昔の自動販売機が可愛い、家の近所にも投稿できるような珍スポットがあったら良いんだけどな、無いんですよね〔一カ所あったけど「ワンダーJAPAN」で紹介されたことがあるからね〕。

 紹介してない珍スポットも多数掲載あり、コロナ禍の中での毎号の取材には頭が下がります。次号も期待しています・・・お腹いっぱいになりました。

「昭和40年男2022年8月号特集俺たちを刺激した昭和の長い夜」を買ってきた

「昭和40年男2022年8月号特集俺たちを刺激した昭和の長い夜」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 第1特集は「俺たちを刺激した昭和の長い夜」。深夜番組などの世界の特集です。

 深夜ラジオはあんまり聴いてませんでした、我が家は何故かラジオの電波が悪くて聞きづらかったんですよね、夜はテレビ見てたし。インタビューは笑福亭鶴光吉田照美谷山浩子などなど。

 深夜テレビは見てましたけど関西と関東じゃ、やってるテレビが違ってた。11PMはちゃんと放送してましたけどね、内容が妙に堅いときと柔らかいときがありました、堅いときはつまらなかったな、「透けたTシャツ」シリーズなどが好きでした。関西と言えば「大人の絵本」でしたけど紹介は無し、残念。「冗談画報」は好きで録画してみてましたね。

 「真夜中のエロ本漂流記」、売ってる店が少なくて苦労しました。「ディスコナイト」、私は引きこもり系人間なので、こういう所は行ってないです。

 他にも興味深い記事有り。

 

 第2特集は「昭和54年」いろいろありすぎた年。インベーダーゲームウォークマン口裂け女三菱銀行人質事件等々、濃い一年でした。

 「キン肉マン連載開始」、あんなに化けるとは思いませんでした。

 「牛島和彦が甲子園を席巻」、牛島・香川のバッテリーは強烈でした。

 「史上最低の異種格闘技戦」、ミスターX〔マスクマン〕の中身が本来来る人がキャンセルして代役立てたら駄目駄目な選手だったというオチ、知らなかったな。

 

 その他の記事

 「荒海に生きるタメ年男・松永光弘」・・・ミスター・デンジャーのプロレスラー、今はステーキ店のオーナー、プロレスラーになったいきさつは知らなかった。

 「眼瞼下垂」・・・気をつけなきゃ。

 「神のみぞ知る・松村邦洋」・・・電波少年を見てなかったので〔関西ではヘンな時間に放送していた記憶〕その辺は興味沸かないが物真似とマラソンの話は面白かった。

 他にも興味深い記事多数あり、読み応えありました。

「世界の艦船8月号増刊イギリス航空母艦史」海人社を買ってきた

世界の艦船8月号増刊イギリス航空母艦史」海人社を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。

 我が家にある先代の「イギリス航空母艦史」は1983年の刊行、インヴィンシブル級が就役しだした頃の刊行です。そのインヴィンシブル級が全て退役して新型空母クイーン・エリザベス級が就役し本格的に活動を開始した頃に新版が刊行されました。タイミング的には丁度良いかと思われます。ページ数も先代の136ページと比較して190ページと約5割増しとなっております。

 巻頭は「英最新鋭空母クイーン・エリザベス級」で6ページ、目次を挟んで写真ページが始まります。

 第1部は「全通甲板空母への道」、初代アーク・ロイアル〔実質水上機母艦〕から小型空母アーガスまで、試行錯誤の連続です。

 第2部は「島型空母の登場と発展」、初代イーグルからアルバトロスまで。

 第3部は「第2次大戦期の空母」、イラストリアス級からMACシップまで。

 第4部は「ジェット時代の空母」、2代目イーグルから2代目ハーミーズまで、アングルデッキなどの革新技術の登場です。

 第5部は「STOLV時代の空母」、インヴィンシブル級とクイーン・エリザベス級です。

 第6部は「艦載機の発展」です。イギリス製の機体はヘンなのが多いです

 先代の「空母史」に比べて写真も多くクリアーで良いです。

 本文は

 「イギリス空母建造史」大塚好古

 「空母史をリードしたイギリスの技術」阿部安雄

 「イギリス艦上機の発達」岡部いさく

 「イギリス空母の戦い」白石光

 「幻に終わったイギリス空母」大塚好古

となっています。装甲甲板やアングルデッキ、鏡面式着艦誘導装置などイギリス発の空母技術は多いです。

 折り込みは「クイーン・エリザベス」の空撮と「カレイジャス」の透視図〔1935年にイギリスの雑誌に掲載されたもの〕です。

 いつもの世界の艦船の「◎◎史」シリーズです、内容もお約束です。イギリス空母の基本情報が入っている1冊です。

大阪市立中之島美術館に「モディリアーニ」展を見に行ってきた

 昨日、閉幕間近の大阪市中之島美術館に「モディリアーニ‐愛と創作に捧げた35年‐」展を見に行ってきました。

 今年新しく出来た中之島美術館に行くのは初めてです。大きく黒くて四角い美術館です。新しいだけあって大変綺麗です〔天井高い〕。

 プロローグは「20世紀前半のパリ」、ベルエポックに第一次世界大戦があった時代、当時のポスターが展示されていました。

 第1章「芸術家への道」、モディリアーニが芸術家として歩んだ際に影響を受けたモノなどを展示、初期の「青いブラウスの婦人像」〔すでにモディリアーニらしい絵です〕や「ポール・アレクサンドル博士の肖像」2点、「若い男の顔」やデッサンなどが展示されています。影響を受けたアフリカの仮面や彫刻も展示。

 第2章「1910年代のパリ美術」。ピカソローランサン、ルソー、ルノワール、キリコパスキン、キスリングなど当時の一流どころの絵画が展示されています。もちろんモディリアーニの絵も展示されてますが少数。

 「モディリアーニと日本」。藤田嗣治や中原實、松本竣介などの絵が展示されています。

 第3章「モディリアーニ芸術の真骨頂‐肖像画とヌード」。今までの展示が前座に感じられるような怒濤のモディリアーニ作品の展示です。やっぱり女性の肖像画が多い。「おさげ髪の少女」は珍しく黒目と歯が描かれていて面白い、これはこれで良いと思える。中之島美術館が所蔵している「髪をほどいた横たわる裸婦」は思ったより小さい、もっと大きい絵だと思ってました〔大きいと思うと言うことは、その分、密度が濃いということ〕。やっぱりモディリアーニの特長は首の長さと目の表現が特徴的、黒目が無いのは少し不思議な感覚。

 最初はモディリアーニが少ないと思ったが最後に一気に見せる展示方法。モディリアーニを一気にこれだけの量を見られたのは貴重な体験でした〔元々、作品数が少ないですからね〕。

 

 夏になって見たい展覧会があちこち、新型コロナと夏の暑さを警戒しながら幾つ見られるか?出来るだけ行きたいな。

「第二次大戦残存艦艇の戦後‐生き残った150隻の行方」大内建二著を読み終わった

「第二次大戦残存艦艇の戦後‐生き残った150隻の行方」大内建二著/光人社NF文庫を読み終わったので感想を書きたいと思います。

 刊行ペースの早い大内建二さんの作品です。

 多くの被害を出した第二次大戦の日本艦艇、なんとか生き残った艦艇達が戦後どうなっていったかを丹念に調べた1冊。

 海軍の残存艦艇は戦艦長門など極めて少数。動ける船は復員輸送に、そして海外賠償艦として米ソ英中国に〔米英への艦艇は解体〕、長門と酒匂はビキニ原子爆弾実験に、動けなくて修理が無理な艦は解体です。この辺はあっさり書かれています〔他の本にも出てますからね〕。

 続いて陸軍上陸船、特設艦艇、陸軍徴用船、民間運用船で生き残った船艇の紹介、ここからこの本の真の価値が出てきます。図面を多用して生き残った船艇の生涯、すなわち誕生から徴用とそれに伴う改造、戦後の様子、丹念に書かれています。大変よく調べられていて感心します。

 「戦後大改造された戦時標準設計船」、極限まで簡易化された戦時標準船は戦後生き残っても、そのままでは海外航路では使えませんでした。海外規格に合わせるために大改造された船の紹介です。二重底にしたり強度を確保したり外観が一変するような改造を施され戦後日本の海運の手助けをしたのです。

 「残存商船に関わる事件と損傷軍艦のその後」、オブテンノール号事件や橘丸事件などが紹介されています。この辺も興味深いです。

 今回も内容が濃い1冊でした。

「八画文化会館Vol.8商店総合型録」を買ってきた

「八画文化会館Vol.8商店総合型録‐業種別商店スタイルの鑑賞ポイントを徹底解剖!!」を買ってきたので感想を書きたいと思います。

 近所の本屋には当然ながら入荷しないので大阪の巨大書店で購入しました。表紙を見た瞬間にショックを受けました。「ご愛顧Thanx最終特集」って書いてあるんですから、もう終わりなんですね、寂しいです。

 気を取り直して巻頭から感想を・・・。

 巻頭グラビアは味のある商店の写真。「レコードショップかわしま」が可愛い。

 続いて各業種別の特徴ある商店の写真が続きます。最初は「理美容店」、トリコロールが多いですね。サインポールもメデューサも色々あります。

 「クリーニング店」。マスコットに特徴があります。

 「メガネ店」。メガネ模様が多いのは当然、目が描いてあるか無いかに特徴あり。

 「電気店」。最近減りましたよね、シャッターに特徴あり。

 「薬局」。伝統的なスタイルとハリガミの多さ。

 「スーパーマーケット」。店内に特徴あり、転用物件も多い。

 「商店の見方」。看板に地下街、味わいが深い。

 「商店文字の話をしよう」。独特なフォント多し、「痔」は「ぢ」なんですよね、「ぢ」で変換しようとすると「じ」の間違いですと警告が出るんですよね。

 「商店と新型コロナ」。影響大きすぎ。

 「楽器屋・レコード屋・本屋・模型屋つれづれ」。町の本屋も模型屋も減って哀しすぎる。

 最後に「閉館のご挨拶」、哀しいな寂しいな・・・閉館じゃなくて休館にして欲しかったな。「ワンダーJAPAN」みたいに「ワンダーJAPON」として復活して欲しい、待ってます!!!。

 ありがとうございました。

 

「アリエナイ毒性学事典」くられ著/三才ブックス刊を買ってきた

「アリエナイ毒性学事典」くられ著/三才ブックス刊を買ってきました。

 薬理凶室・くられ氏による「アリエナイ」シリーズの最新刊であります。

 今回のテーマは「毒」です。以前にも「毒物ずかん」が刊行されていますが今度の方がずっと専門的で奥が深いです。

 最初のテーマが「毒が無さそうな毒、毒がありそうな毒」。サプリメントに空間除菌グッズ、食品添加物と身近なものから入ります〔ここはカラー〕。

 続いて「有名な毒」。カフェインにクロロホルム、青酸カリ、ヒ素一酸化炭素などよく聞くけど普通の人は詳しくない毒についての解説。

 「殺すために作られた毒化学兵器農薬」。化学兵器の基礎から農薬、火薬まで。

 「心を変えるために作られた毒麻薬」。脱法ドラッグから覚醒剤大麻まで大変詳しいです。

 最後に「あらゆる薬と毒の宝箱・自然毒」。リシンにトリカブト毒キノコまで、ここも詳しい。

 この本は大変内容が濃いので読み応えがあり「毒」の知識がみるみる増加していきそうです。このぐらい詳しいと読み応えがあって嬉しい限り、さてさて気合いを入れて読みましょうか〔昨日買ってきたばかりなので読んだのは少しだけ〕。