「昭和40年男2020年12月号特集日本ロック元年」CRETE社を買ってきた

「昭和40年男2020年12月号特集日本ロック元年」CRETE社を買ってきましたので感想を書きたいと思います。

昭和40年男 2020年12月号 [雑誌]

昭和40年男 2020年12月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/11/11
  • メディア: 雑誌
 

 

 第1特集は「日本ロック元年‐あの日、俺たちは覚醒させられた」です。

 最初はChar〔以下、敬称略〕のインタビューです。続いて世良公則原田真二、リューベン、影山ヒロノブと記事が続きます。影山さんと言えば私の中ではアニソン歌手のイメージが強いのですが元はレイジーですよね。

 甲斐バンドゴダイゴダウン・タウン・ブギウギ・バンド、桑名正博、アン・ルイス、サザン、芳野藤丸矢沢永吉横山剣とオールスター状態となっています。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの宇崎竜童がかなり年を取ってからバイクの免許を取ったという話を聞いて驚いた覚えが・・・。桑名正博は元々は大阪のぼんぼんですからね、デビュー前の話も少し知っているのですが封印。

 

 第2特集は「昭和47年」・・・大きな出来事で言うと札幌・ミュンヘンオリンピック沖縄返還ですが私の記憶に残るのはあさま山荘事件、テレビの前でかじりついて見ていたのです。他にもパンダ来日、横井庄一帰国がありました。

 「ウルトラマンA放送開始」・・・この頃はまだウルトラマン・シリーズ見てましたね。北斗と南の合体で変身するというのが斬新な設定でした。

 「新日本プロレス設立」・・・お約束のプロレス記事。さすがにこの頃はプロレス見てなかったな〔見だしたのは藤波辰巳がマジソンでジュニアのベルトを取った頃から〕、最初のメインがアントニオ猪木vsカール・ゴッチというのが後々の新日本の元になります。

 「パンダが日本にやって来た」・・・当時の人気は凄かった。我が家に揃う朝日=ラルース世界動物百科の「パンダ増刊」だけが無いんだよね。

 「特撮・アニメヒーロー大ブーム」・・・当時の番組表が出ています。全員集合の裏でキカイダーを放送していたのか、全話見た記憶があるのは再放送を見ていたからですね〔ドリフは子どもの必須番組でしたから絶対に見てました〕。ガッチャマンは今考えれば戦隊ものの元祖な気がします。レインボーマンも変身忍者・嵐、突撃ヒューマン、パロム1、ミラーマンも見てました・・・ハゼドン懐かしい、好きだったな。他にも日米対抗ローラーゲームの名前を見つけて感涙、ヨーコ佐々木ですね。

 

 その他の記事から。

 「みくに文具のプラモだな」・・・怪奇貯金箱、箱の中から手が出てきてお金を取るやつ。作りましたね、塗装しないと大して怖くないのです。

 「知っておきたい歯科心身症」・・・原因不明の口の違和感の正体、こんなのがあるとは知らなかった。勉強になる。

 「俺たちのアイドル・松村和子」・・・懐かしすぎる。

 「チェリーのアイドルボム・南野陽子」・・・この人もデビュー前の色々な噂を、私の世代で阪神間の私学の高校に行っている人なら色々な話を聞いたはず。

 「DJフクタケの謎の円盤POP・70年代芸人ソロレコードの世界」・・・この中では寛平ちゃんの「ひらけ!チューリップ」、坂田利夫師匠の「アホの坂田」が無い〔あれは坂田師匠が歌った訳では無いので除外か・・・〕。

 と言う内容でした。ロックはそれほど真剣に聴いてなかったので感想が雑になってしまいました。

「幻のジェット軍用機‐新しいエンジンに賭けた試作機の航跡」大内建二著を読んだ

 「幻のジェット軍用機‐新しいエンジンに賭けた試作機の航跡」大内建二著/光人社NF文庫を読み終わりましたので感想を書きたいと思います。 

  第二次世界大戦末期から戦後にかけて登場した試作機を紹介する1冊であります。

 国別に6章に分けて多くの機体が6ページぐらいにまとめられて書かれています。それそれに簡単な図面と要目表も載せられています。

 では、どのような機体が紹介されているか各章全機書いていきたいと思います。

・第1章ユーゴスラビア・アルゼンチン・スイス・日本・インド・エジプト

 イカルス451M/452M試作地上攻撃機ユーゴスラビア

 FMA I.Ae.27「プルキー1」試作戦闘機〔アルゼンチン〕

 FMA I.Ae.33「プルキー2」試作戦闘機〔アルゼンチン〕

 FFA P-61試作地上攻撃機〔スイス〕

 中島「橘花」試作特別攻撃機〔日本〕

 ヒンドスタンHF24「マルート」戦闘機〔インド〕

 EGAOヘルワンHA300試作戦闘機〔エジプト〕

・第2章ドイツ

 ハインケルHe280試作戦闘機

 ユンカースJu287試作爆撃機

 ホルテンHoIX(ゴーダGo229)試作戦闘機

 メッサーシュミットP.1101試作戦闘機

・第3章ソ連

 ミグI-250(MiG-13)/スホーイI-107(Su-5)試作戦闘機

 スホーイSu-9試作戦闘機

 ミグMiG-9戦闘機

 ラヴォーチキンLa-15(La-174)戦闘機

 ラヴォーチキンLa152〜160試作戦闘機

 ツポレフTu-14爆撃機

・第4章フランス

 アエロサントルNC1071試作多用途機

 アエロサントルNC1080試作艦上戦闘機

 アルスナルVG90試作艦上戦闘機

 ノール2200試作艦上戦闘攻撃機

 シュド・ウエストSO6020試作戦闘機

 シュド・ウエストSO4000試作爆撃機

 ブレゲー1001「タン」試作戦闘攻撃機

・第5章イギリス

 グロスターG42試作戦闘機

 ホーカーP1052/P1081試作戦闘機

 スーパーマリン508/525試作戦闘機

 ショートSA4「スペリン」試作爆撃機

 サンダース・ロウSR.A1試作水上戦闘機

・第6章アメリ

 ノースロップXP-79試作迎撃戦闘機

 コンベアXP-81試作長距離護衛戦闘機

 ライアンFR/XF2R試作艦上戦闘機

 カーチスXF15C試作艦上戦闘機

 ベルXP-83試作長距離戦闘機

 マクダネルXP-85試作戦闘機

 カーチスXP-87試作夜間戦闘機

 ロッキードXF-90試作長距離戦闘機

 リパブリックXF-91試作迎撃戦闘機

 コンベアXF-92試作迎撃戦闘機

 ノースロップXF-93試作長距離戦闘機

 ノースアメリカンXF-107試作戦闘爆撃機

 チャンス・ヴォートF6U艦上戦闘機

 グラマンXF-10F試作艦上戦闘機

 ダグラスXB-43試作爆撃機

 コンベアXB-46試作爆撃機

 マーチンXB-48試作爆撃機

 ノースロップYB-49試作爆撃機

 マーチンXB-51試作爆撃機

 コンベアXB-60試作爆撃機

 ノースアメリカンXA2J試作艦上攻撃機

 ダグラスXA2D試作艦上攻撃機

 コンベアXF2Y試作水上戦闘機

 ロッキードXFV/コンベアXFY垂直上昇迎撃戦闘機

となっております。

 記事の量だと当然のことながらアメリカ機が多いのですが〔戦後のアメリカの技術力・経済力を考えれば〕貴重のは第1章のユーゴスラビア・アルゼンチン・スイス・インド・エジプト機〔日本機は資料多し〕と第4章のフランス機の記事でしょう。日本語の資料が極端に少ないですからね、この本で初めて知った機体もありました。ドイツやアメリカの試作機については他の本を当たれば十分ですし日本語資料も多いです〔ドイツの試作機については山のようにありますが、専門の日本語の本があります〕。

 あまり資料の無い海外の機体の記事が読めるだけ貴重な1冊です。

 

 

あべのハルカス美術館「奇才‐江戸絵画の冒険者たち」を見に行ってきた

 10月17日にあべのハルカス美術館「奇才‐江戸絵画の冒険者たち」を見に行ってきましたので感想を書きたいと思います。

www.aham.jp

 有名な伊藤若冲や長沢蘆雪、歌川国芳葛飾北斎、谷文晁、円山応挙白隠から地方の名もあまり知られていない画家の作品まで展示されています。おどろおどろしいものや怖い物から笑えるような物、マンガのご先祖のようなものまであります。

 展覧会自体は前期・後期に分かれており、ほとんどの作品が入れ替わる形になっています。私が見に行ったのはスケジュールによると後期に当たります。全貌を見るには前期・後期の両方に行くか〔今からはもう無理〕図録を買うしかありません。

 さて、それでは印象に残った作品を取り上げていきたいと思います。

 狩野山雪「龍虎図屏風」・・・龍の眼が良いです。

 狩野山雪寒山拾得図」・・・顔が異様で怖いです。

 伊藤若冲「乗輿舟」・・・宣伝には伊藤若冲の名前が先頭に載っておりますが展示されているのは、この1作品のみです〔前期には別の1作品が展示されていた模様〕。

 円山応挙雲龍図」・・・迫力が凄い、音が聞こえそうな迫力。

 長沢蘆雪「虎図襖」「龍図襖」・・・虎がちょっと可愛い、龍は足先の存在が迫力満点。

 与謝蕪村「弁慶図」・・・愛嬌有り。

 中村芳中「菊図」・・・菊が「みかん」にしか見えないが、ほのぼの。

 中村芳中「公卿観楓図」・・・公家の後ろ姿を描いた作品、愛嬌有り。

 耳鳥斉「別世界図」・・・私の好きな耳鳥斉、この絵は地獄に落ちた人々が描かれていますが現在のマンガやイラストに近い感覚。ちなみに歌舞伎役者は大根と一緒に釜で煮られています〔笑〕。

 耳鳥斉「福禄寿」・・・鹿の角が可愛い。

 葛飾北斎「上町祭屋台天井絵男浪・女浪」・・・やっぱり北斎の「浪〔波〕」は特徴的。

 林十江「木の葉天狗図」・・・知らなかった画家、くちばしと羽が力強くて印象的。

 髙井鴻山「妖怪図」「火炎妖怪図」「煙吐く妖怪図」・・・この人も知らなかった画家、独特の色彩と表現で怖いです、現在の感覚に近いものもあります。

 白隠「一つ目小僧」・・・白隠の展示されている絵はどれも易しい感じ、この作品は一つ目小僧が「眼が一つだから怖いだろ」と目が見えない按摩さんを脅かしている絵、按摩さんは「おいらは眼が一つも無いぞ」とすましているというユーモアのある作品。

 絵金「花衣いろは縁起 鷲の段」「東山桜荘子 佐倉宗吾子別れ」・・・未知の画家、とても特徴のある描き方と色彩。

 仙厓「七福神図」・・・和やかな絵、見てるだけで顔がほころんでしまう。

 片山楊谷「竹虎図屏風」・・・虎の毛の描き込みが凄い。

 

 とにかく多くの画家〔合計35人〕の作品を展示するために一人当たりの作品数は数点となっています〔あべのハルカス美術館自体の面積も小さいのもある〕。でも、これだけ多くの画家の作品〔それも、それほど有名でない画家の作品を含む〕を見られるのはありがたい事です。未知の画家の作品を多く見られた事は素晴らしい・・・江戸時代の美術の幅の広さを知る事を出来ました。

 図録〔税込み2700円〕はとても立派で重たいです、前期・後期両方の作品が掲載されています。買って帰ったのは良いのですが置くところに困っております〔苦笑〕、その分の価値はあるんですけどね。 

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 見に行って正解でした・・・前期も行けば良かったなと、そこは後悔しております。

西宮市大谷記念美術館「没後二〇年今竹七郎」展に行ってきた

 西宮市大谷記念美術館「没後二〇年今竹七郎‐近代日本デザインのパイオニア」に開催初日の10月10日に行ってきましたので感想を書きたいと思います。

otanimuseum.jp

 HPにも書かれているように「どこの誰だか知らないが。そのデザイン!誰もがみんな知っている」今竹七郎の作品展です。私も名前を見た時にはピンときませんでしたが

メンソレータムのナース

・オーバンドの輪ゴムのパッケージデザイン

・今は無き南海ホークスのマーク

関西電力の社章

などを手がけた人であります。西宮市に戦前から亡くなるまで住まれたという事で西宮市大谷記念美術館で取り上げられるにふさわしい人であります。

 では展示にそって感想を書きたいと思います。

 序章「グラフィックデザイナーへの萌芽」・・・デザイナーとしてデビューする前に描かれた作品です。すでに上手いです、「理科筆記帳」の人間骨格の絵などはすでに完成の域に達していると思われます。

 第一章「戦前におけるデザインの仕事」・・・今竹七郎はまず神戸大丸に入社しデザインの仕事を始めます。20年代の終わりから30年代にかけての仕事です、たいへんモダンなデザインです。私は「フライヤー・店舗立面図」「フライヤー・新製品紹介」がお気に入りになりました。

 その後、大阪高島屋の仕事。細い線と白黒で作られた新聞広告が素敵です。ランランチックや東松軒、大毎フェア、京都吉田忠商事の着物など多くの広告を手がけています。戦時中は「NIPPON」などの表紙も手がけています。

 第二章「戦後におけるデザインの仕事」・・・戦後、今竹七郎は自らデザインスタジオを運営します。

 高島屋住友銀行大阪銀行、グランドサロン・モナコ、ファッション・ショー、風邪薬・ダン、東洋レーヨンのナイロン、お酒の白鶴のパッケージ、とよすあられ、社章も多数です。

 「昔こんなデザインをよく見たぞ」というのが多数あります。人物の黒目が妙に大きいのも特徴的です。

 第三章「今竹七郎と西宮」・・・「グラフにしのみや」のデザインが中心です。

 第四章「絵画制作」・・・デザインとは別に絵画も制作しています。抽象表現がほとんどです。特にモナリザを素材にした作品が多数です。モナリザ素材ではないですが個人的には「知」と「作品3」がなんとなく良いです。

 図録に最後に書かれている今竹七郎の言葉「デザインと純粋芸術の世界をはっきり区別したがるのは日本だけ」という言葉に重さがあります。

 今竹七郎というデザインは見た事あるけど全体像を知らない作家を知れて良い展覧会でした。

 

 今回の展覧会、図録も凝っています。

 段ボールの箱付きです。

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 中身は普通に丁寧に作られた本です。

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 オマケに今竹七郎がデザインしたオーバンドの輪ゴムが貰えます〔先着数量限定だそうです〕。

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 価格は税込みで2500円でした。

「世界の艦船2020年10月号増刊アメリカ揚陸艦史」を買ってきた

 「世界の艦船2020年10月号増刊アメリ揚陸艦史」を買ってきましたのでいつものように感想を書きたいと思います。

 前の「アメリ揚陸艦史」が出たのは2007年ですから13年目の新版であります。

 それでは内容を書いていきたいと思います。

 表紙は最新鋭の強襲揚陸艦トリポリの艦橋周辺の写真です、斜め煙突が採用されていますね。

 巻頭カラーは「現代のアメリ揚陸艦」、遠征用海上基地艦ルイス・B・プラーは独特の形。

 モノクロページは「第2次大戦揚陸艦」と「第2次大戦後の揚陸艦」に分けて解説。各クラスごとに簡単な解説、艦名の一覧〔艦の履歴付き〕、要目表、図面が付いているはいつもの世界の艦船増刊と同じです。

 「第2次大戦揚陸艦」の最初は戦車揚陸艦「LST−1」級、これを1052隻作った時点でアメリカの勝利が確定されたような気がします〔艦名のリストだけで6ページあります〕。LSM−1級も498隻、攻撃輸送艦ハスケル級〔軽荷排水量6874トン〕も117隻造られています・・・驚くべき生産能力です。

 「第2次大戦後の揚陸艦」では建造隻数が落ち着いてきますが強襲揚陸艦ドック型輸送揚陸艦など多数建造、世界に冠たるアメリカ海軍の底力を感じます。

 折り込み図面はドック型揚陸艦「フォート・マンダン」の側面図と上甲板平面図です。

 本文は

 「アメリ揚陸艦の歴史」阿部安雄

 「歴史的に見たアメリ揚陸艦の種類と特質」堤明夫

 「アメリカ水陸両用戦のドクトリン その回顧と展望」河上康

 「アメリカ水陸両用車輌の歩み」野木恵一

 「アメリ揚陸艦運用航空機 昔と今」石川潤一

 となっています。

 この1冊があればアメリカ海軍の揚陸艦の基礎データは十分に判ると思います、細かい事はもっと詳しい本を参照しないといけないのも世界の艦船増刊「○○史」のお約束です〔でも揚陸艦の細かいデータについて書かれた本、特に日本語のモノは少ないです〕。

 個人的には新しく登場した遠征用機動ドック艦や遠征用海上基地艦の解説、主要揚陸艦のメカニズムがあれば更によしてだったのですが・・・。

 

 これで「アメリカ○○史」の2巡目終了〔アメリカ補助艦艇史は出た事がないですが〕。戦艦史と巡洋艦史以外は厚くなる一方ですね。とにかくアメリカ海軍は強大ですから〔語彙がない〕。

 次はクイーン・エリザベス級空母の就役を記念して「イギリス空母史」でしょうか?〔予想が当たった事はない〕。

「昭和40年男2020年10月号特集俺たちのハートを打ち抜いた刑事とクルマ」を買ってきた

 「昭和40年男2020年10月号特集俺たちのハートを打ち抜いた刑事とクルマ」を買ってきたので感想をいつものように書きたいと思います。

昭和40年男 2020年10月号 [雑誌]

昭和40年男 2020年10月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/09/11
  • メディア: 雑誌
 

 今回の前半の特集は「刑事とクルマ」、刑事ドラマとクルマの関係についての特集です。

 巻頭は「西部警察」、「刑事とクルマ」と言えば「西部警察」ですね〔渡哲也さん追悼の意味も入っていると思います〕。本文にも出てますが劇中で壊した車両の台数が約4860台というのも驚異的。大門軍団の団長が乗るマシンXについて詳しく解説〔日産スカイラインがベース〕。サファリ4WDやスーパーZなどなどの改造車も解説。

 とにかく派手な番組でしたね、あんまり無いよう覚えてません。とにかく毎回派手なカーアクションと爆破、銃撃でしたからね・・・今のテレビには絶対に作れない作品ですよね、テレビの良き時代の象徴の一つかも知れません。

 他の刑事ドラマはまとめて解説。「Gメン75」が懐かしい。「熱中時代刑事編」のスバル360は可愛い〔水谷豊主演ですね〕。

 海外ドラマだと「マイアミ・バイス」、白いフェラーリが印象的〔普通はフェラーリと言えば赤なんですけどね〕、友人が好きでしたね。

 

 後半の特集は「昭和58年」、大韓航空機撃墜事件があった年です。マイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVが公開された年でもあります。

 「ソフィー・マルソーブーム起きる」・・・西洋の美少女と言えば彼女が思い浮かぶ人も多いかも。

 「ザ・グレート・カブキ見参!」・・・”東洋の神秘”ザ・グレート・カブキが日本に逆輸入されたのが、この年。ペインティングレスラーの元祖で毒霧殺法、トラースキックが主な技でした。せっかく人気があったのに馬場夫妻〔元子夫人が色々動いた模様〕のせいで日本では儲けられず中堅レスラー扱いになってしまった話には涙。でもカブキが後のレスラー〔ロード・ウォーリアーズ、スティング、アルティメット・ウォリアーそしてグレート・ムタ〕に与えた影響はとっても大きいです。

 

 他の記事から。

 「チェリーのアイドルボム」・・・河合奈保子、元祖巨乳アイドル?私は貧乳派なので・・・。

 「サプリの選びの新常識」・・・サプリ無しでも生きられるのが理想。

 やっぱり、この号のメインは「西部警察」でした。

芦屋市立美術博物館「芦屋の時間大コレクション展」に行ってきた

 芦屋市立美術博物館「芦屋の時間大コレクション展」に行って参りました。

ashiya-museum.jp

 久しぶりの展覧会でありました。

 お約束通り入り口で体温測定、そして住所記入です〔早くコロナが収束してこんな事をしなくていい世界になって欲しい〕。

 今回の展覧会では芦屋市立美術博物館に収蔵される126人以上の作家の作品が展示されています。とにかく展示作品が多いのが特徴です。

 立体物、絵画、写真、版画と各種あります。私がまず、この美術博物館に期待しているのは芦屋カメラクラブとその周辺の写真作品です。松原重三と高麗清治の作品が複数とハナヤ勘兵衛・山川健一郎の作品が見られたのは嬉しい。

 鴨居玲の作品も複数見られました。

 有名どころの作品で言えば藤田嗣治の「ばらと少女」、綺麗な作品ですが藤田嗣治の描く少女はあんまり可愛くないのがお約束。

 元永定三の「あいんしゅたいん」はカラフルでインパクトあり。

 小出楢重も芦屋の有名画家です〔複数展示〕。

 具体美術協会と現代美術懇談会の作品が一番受実していたと思われます。現代美術がメインと言っても良いでしょう。

 土佐派の「伊勢物語絵巻」や狩野探雪「伊勢物語画帖」、「伊勢物語かるた」も展示、具体美術協会の作品と比較すると美術の変遷が判ります〔伊勢物語在原業平は芦屋に住んでいたという記述有り〕。

 

 この展覧会、入場時に作品リストが渡されます。A3の紙を8枚を半分に折ったモノで各作品や作家の解説が書いてあるのですが製本しているわけでもなくホッチキスで留められているわけでもないので見ている最中にバラバラになりそうでしたね。

 作品の表示も統一性がなくて・・・大きな作品の題名を数枚まとめて壁の端っこに貼ってあったりして、これは見にくいですね。動く作品、今井祝雄「白のイベント」2作品の表示はどこにあるか判りませんでした〔ワークシートを見て作品名と作者を確認・・・面白い動きをします〕。

 せっかく良い作品が多く出ているのに詰め込みすぎの感ありで勿体ないです。126人の作品を入れるのはちょっと無理があるかも〔前後期に分けても良かったかもと思います〕。

 図録も無しでした。入場料は大人500円でリーズナブルです。