「八画文化会館VOL.6レトロピア岐阜」を買いました

 「八画文化会館VOL.6レトロピア岐阜」八画出版部を買いました。

 1年ぶりの新刊であります。

 今回はまるまる一冊「岐阜」特集です、岐阜以外は特別随筆「風俗マンションに住んだ男のその後と山谷住まい」だけです。

 関西に住んでいて旅行にもほとんど行かない私にとって「岐阜」はあまりになじみがありませんでしたが、こんな濃い場所とは〔「濃い場所」ばかり集めた本なんですけど〕。

 歌で有名な柳ヶ瀬商店街〔「柳ヶ瀬ブルース」が流行ったのも大昔ですが〕が歌のイメージのような感覚でいまだに存在しているとは思いませんでした、

 遊郭跡や「女の園」も味わい深い古さ、岐阜レトロミュージアムのパチンコやオートレストラン〔うどんやラーメンの自販機〕も良い。

 繊維街の「ハルピン街」も昭和臭が漂っています〔こんなところが有る事すら知らなかった〕、陶器街も鉱山街・神岡も団地も・・・時代が止まったまんまの場所がこんなにあるなんて・・・凄いところだ。

 毎号載っている、とても濃い「ローカル三行はみだし情報」も岐阜の市町村別でまとめられてます〔出来れば全国編“も”乗せて欲しかった〕

 最後のミステリーパトロールも「岐阜」・・・岐阜ってここまで濃かったんだ、と思える一冊。今回も読み応えがあったな。

 

 さて、この号から本の入手が今まで以上に困難になりました、基本的に「本は本屋で手に取って見てから買う」を信条としているので大型書店をあちこち、前に売っていたジュンク堂三宮店に無く、仕方ないからネット通販で買おうかと思ったらジュンク堂の大阪茶町店にありました・・・良かった。手に取って見るとISBNコードが無いですね・・・店員さんがレジ入力するときに大変そうでした。

 裏表紙に「忘れないでください」と書いてあって涙。私はそう簡単に忘れませんよ。

 「ワンダーJAPAN」の定期発刊がなくなって久しい今〔ラジオライフで毎月数ページじゃ寂しい〕、この手の本は貴重です。頑張って発行してください・・・期待しています。