「チャペック兄弟と子どもの世界」展に行ってきた

 芦屋市立美術博物館「チャペック兄弟と子どもの世界展」に8月15日に行ってきました。

ashiya-museum.jp

 チャペック兄弟は造形作家で兄のヨゼフ・チャペックと作家で弟のカレル・チャペック。特に弟のカレル・チャペックは「R.U.R.〔邦題「ロボット」〕で「ロボット」という言葉を世界に送り出した人であります。

 私も「ロボット」や「山椒魚戦争」を読んでカレル・チャペックに興味を持ち、この展覧会に行ってきました。

 今回の展覧会はチャペック兄弟が生み出した子ども向け作品の展示がメインであります。

 展示は大きく5に区分されています。「子どものモチーフ」「おとぎ話」「いぬとねこ」「さまざまな仕事」「子どもの視点」ですが絵本の原画が中心です。

 本好き〔活字中毒と言った方が適切〕の私は、例外的に絵本という物を子どもの時から今までほとんど読んでません。と言うわけで絵本の挿絵として凄いか凄くないか他の絵本と比較は出来ないのですが1910〜1930年代に描かれたとは思えないほどモダンで現在でも通用するセンスを感じます。良い絵は時代が過ぎても良い絵ですね。

 絵本の好きな方には良い展覧会と思われます。

 ちなみにカレル・チャペックの「ロボット」に関する展示は築地小劇場での日本初公演のポスターのみでした、今度は「チャペック兄弟と大人の世界」もしくは「チャペック兄弟とSFの世界」展を公開して欲しいですね。

 

 さてさて芦屋市立美術博物館、ちょっとくたびれ気味あちこち痛んでいて残念。

 それからJR・阪神・阪急からバスで芦屋市立美術博物館に行くときは要注意、路線が複雑なので乗り間違えると変なところに行ってしまいます。