本日〔6月16日〕「大正ロマン昭和モダン‐竹久夢二・高畠華宵とその時代」神戸ファッション美術館に行ってきました。
大正から昭和にかけて活躍された画家の作品を展示する展覧会であります。
タイトルに上がっている竹久夢二や高畠華宵だけでなく蕗谷虹児、中原淳一、橘小夢、岩田専太郎など同時代に多くの挿絵等を描かれた人の作品が展示されています。
最初に展示されているのは高畠華宵です。美少年美少女を描かせたら当時一番人気だったと言われています・・・絵の特徴は「目」ですね、キリッとした細い目が涼やかなのが特徴です。
中原淳一は洋装がやっぱり良いですね、和装〔「娘十二ヶ月」11点が展示されています〕は、ちょっとアンバランス。あの目の描き方は洋装がピッタリ、とってもお洒落になります。
竹久夢二はやっぱり竹久夢二、この世界観は竹久夢二にしか出せません。
岩田専太郎の絵を見たのは初めてかな・・・名前はよく聞きますが。
松本かつぢの「少女の友」に掲載された「アリゾナの緋薔薇」の挿絵は格好いい。
他にも川西英や鏑木清方、伊東深水などの絵も展示されています。展示総数は200点を超えています〔掲載された雑誌などを含みます〕。
入館料500円ですから大正から昭和にかけての大衆文化の一端をこれだけ見られれば十分だと思われます。
個人的には満足しております。