「世界の艦船8月号増刊ソ連/ロシア空母建造史」を買った

 「世界の艦船8月号増刊 ソ連/ロシア空母建造史」海人社を購入した。

 故アンドレイ・ポルトフ氏が「世界の艦船」本誌に連載したものを中心に写真と記事を追加した1冊です。

 ソ連/ロシア海軍の空母と言ってもヘリ空母モスクワ級2隻を加えてもキエフ級4隻、アドミラル・クズネツォフ級2隻の8隻しかありません〔建造途中で中止したウリャノフスク級もありますが・・・〕。

 巻頭はカラー写真、続いてモノクロ写真、本文記事の構成となっています。

 写真は見たことがあるのもないのもあり・・・冷戦時代のソ連軍艦の写真を見た世代からすれば綺麗なものです。

 インドに売られてヴィクラマディチャにキエフ級のバクーの改造中やインド到着後の写真、ウリャノフスク級の建造中の写真は珍しいです。

 本文はアンドレイ・ポルトフ氏がソ連/ロシアの空母の歴史について計画艦等を含めて細かく解説されています〔貴重な資料です〕。

 それに追加する形で岡部いさく氏の「ロシア空母の現状と今後」、青木謙知氏の「ソ連/ロシアの空母搭載機」が載っているのでソ連/ロシア空母の基本的な情報はきっちり確保できます。

 購入するかどうかは「ソ連/ロシアの空母」に興味があるかどうかと財布と相談してください・・・面白い本です。