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「敷設艦工作艦給油艦病院船‐表舞台には登場しない秘めたる艦船」大内健二

読んだ本

・「敷設艦工作艦給油艦病院船‐表舞台には登場しない秘めたる艦船」大内健二/光人社NF文庫

 地味だけど大事な日本海軍の艦船たちの解説書。

 特に工作艦「明石」の活躍ぶりと果たした任務の重要さは第二次大戦の最高殊勲艦の一隻として評価しています〔同意します〕。戦争中に前線に派遣され多くの損傷した艦船を救った価値は大きいです〔米軍が最重要攻撃目標の一つとしていました〕。

 「明石」艦内には最新鋭の工作機械と海軍各工廠から選び抜かれた熟練工が配備され平時の4工廠が行う修理修繕の4割をこなせました〔どのような工作機械が載っていたかまで解説〕、細かく解説されていて良い資料。

 同時に特設工作艦山彦丸・八海丸の活躍についても触れているところも素晴らしいです。

 敷設艦・・・機雷敷設艦は建造したけど旧式の接触型機雷しか持っていなかったのが最大の問題〔米等は感応式機雷を使用して大きな戦果を上げました〕。

 給油艦・・・日本海軍本隊が建造したのではなく国が補助を出して民間に有料タンカーを作らせて戦時に徴用するのが当時の日本のやり方、海軍は能登呂級を作った後は「風早」「早吸」まで作っていません・・・「早吸」は空母の補助として使おうとしましたが中途半端になってしまいましたね。

 病院船・・・他の艦船とは運用等が違う船ですね、有名なのは「氷川丸」ですね。

 

 とにかく4艦種とも表舞台に出ない船でマイナーな存在です、でも大事。

 艦これで「明石」や「早吸」が有名になったおかげで、このような艦船に日が当たるようになったのは良いことだと思います・・・そして、そのような4艦種を知るために一番分かりやすい本だとと思います。