「吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる〔3〕」野村美月/ファミ通文庫
今回は4つの演劇部が合同公演、主演者は人気投票
主人公・詩也は雫の言葉に動揺して綾音との距離感にとまどう
選ばれた演目は「とりかえばや」・・・詩也は宰相中将役、いつもの事ながら役作りに悪戦苦闘、自分が吸血鬼になって永遠に年を取らないという事実にも苦悩
「とりすえばや」自体が複雑なお話ですからね〔あらすじしか知らない、ちゃんと読まなきゃ〕
相変わらず野村美月さんは文学に乗っかって作品を作るのが上手い
〔「文学少女」シリーズや「ヒカルが地球にいたころ…」も〕
元の作品を壊さず崩さず自分の作り上げた物語を綺麗に組み合わせる
特に古典をテーマにしたときが素晴らしいです
4巻が楽しみになる3巻でした〔買ってあります・・・読むのはしばらく先になると思います〕