「世界の傑作機」について、あれやこれや言いたいこと

世界の傑作機」・・・文林堂から出版される隔月発行雑誌

基本1冊1機種を取り上げる本

旧版〔青版〕と新版〔赤版〕があります

我が家には旧版が91冊、新版が1〜130〔1冊欠け〕と131以降はいろいろあって買ったり買わなかったり〔予算の都合〕

子供の頃〔まだ旧版の頃〕に値段も手頃で大きな本屋に行くとバックナンバーを置いてあったので好きな機体から購入してました・・・航空雑誌の半額ぐらいでしたね

新版が出たのが1986年・・・調べたら結構古いですね

 

世界の傑作機」は「雑誌の名前」であって取り上げられる機体が本当に傑作機かどうかは別と考えた方が良いと思われます

例えばアメリカ空軍のXB-70AやイギリスのTSR2のように試作だけで終わった機体も特集されます〔試作機・実験機・計画機・ゲテモノ機好きの私にはたまりませんが・・・〕

 

世界の傑作機・新版」の特徴について

今使われている機体はあまり特集されません・・・B-52やB-1は特集されましたが

〔B-52が退役するまで待ったらいつになるやら〕

日米独ソ露の機体がほとんどです、たまにイギリス機・・・ランカスターが170冊目にやっと登場ですから

フランス機はミラージIIIだけ、イタリア機無し・・・カナダやオランダはあるわけありません

民間機もありません〔旧版でB.707があったらしいですが・・・DC-3やB.707が無いとは〕

航空黎明期〜第一次世界大戦〜1930年代前半までの機体もありません

特に第一次世界大戦の機体が無いって・・・リヒトホーフェンの愛機フォッカーDr.Iすらありません・・・スコードロン社の「in action」シリーズだと数冊の第一次大戦期が・・・他にも「WINDSOCK DATAFILE」シリーズと言うのがありまして「世界の傑作機第一次大戦版」とも言えるシリーズが163冊ほど・・・100冊過ぎまではちょくちょく買ってたんですが1冊3000円前後も隔月で買うのは辛い

「英語の本があるなら日本語の本はいらないんじゃないの?」との声も聞きますが英語の苦手な私にとっては洋書は辛いです・・・自分の訳があってるかどうかも判りません・・・日本語の本があると、それを土台に出来るので助かるんですよね・・・

本当に第一次大戦の航空機の日本語資料は少ない・・・第一次大戦の機体のみの日本語の本は10冊もないと思う。艦船や戦車はたまに雑誌に記事が載るんだけど

〔今月の「世界の艦船」には「ジュットランド海戦」参加艦艇の記事〕

航空ファンを30年以上買ってるけど第一次大戦の機体って取り上げられることがほとんどない・・・たまに乗るのは海外の航空ショーに参加した機体や海外の航空博物館に保存された記事がちょっと載るだけですからね

第一次大戦について一番記事が多いのは「歴史群像」ですが「戦史」中心

次が「ミリタリークラシックス」と「MC☆あくしず」ですね・・・「MC☆あくしず」は「萌え系」で「肌色成分が多い」ですけど書かれている内容はまともで他の本が取り上げないような記事が多いです

世界の傑作機」と話がずれてきました

世界の傑作機」は輸送機・ヘリ・練習機もあんまり取り上げないですね・・・売れないからなんでしょうけど1〜2年に一回ぐらい売れない機体も取り上げて欲しいです

 

愚痴ってみましたけど期待しております