「パンツ専門ポーズ集」を買ってきた

 ネットで話題の「パンツ専門ポーズ集‐パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい!」サイトウ零央/玄光社を買ってきました。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4768309054/

 発売以来、ずっとAmazon書籍売り上げランキング20位以内をキープしているという驚異の書籍です。

 29.6×22.4cm〔A4より一回り大きい〕で200ページ総カラーの大冊であります。

 元々は「女の子のパンツ」を描くための写真資料集なのですが「フェチ」的写真集の価値も十分あります〔絵が下手で描かない私もフェチ的写真集として購入いたしました〕。

 内容は色々なシチュエーションでパンツが見えてる女の子の写真を種々の角度から撮影したものを大小取り混ぜて乗せています。例えば「生徒会長が読書をしていたら、つねにパンツトラップは発動している」「ゴシック名美少女が0.1パーセントの確立で見せるパンツが強烈に刺してくる」等々・・・表題を打ち込んでいたら改めて凄い本だと実感しますね。私は「・・・〔自己規制〕」が好きですね〔ご想像にお任せします〕。

 モデルさんもみんな可愛いし、写真としても大変綺麗に撮られているので、ぼんやり眺めているだけでも価値がありますね。本当に目の保養です。

 「Tバック+ガーター」のシチュエーションが4ページなのが個人的には寂しいですが第2弾あたりで出していただけると嬉しいですね。

 

 発売後しばらく本屋で見ないぐらいでしたから〔4月7日発売〕実際に売れているのだろうと思っていましたが私の購入したのが第3版〔4月26日発行〕でした。この手の本が1刷り何冊か知りませんが、この短期間で3刷りまで行くというのは今の出版不況下では珍しい話です〔値段も税込み2700円と安い本ではない〕。こういう本が売れる事は個人的に嬉しい事ですね・・・街の本屋に平積みになると今のご時世、文句を言う連中が出てきそうで嫌なんですが。

 

 とにかく、「女の子のパンツを履いた姿」を描きたい人や「フェチ」気質のある女の子の写真が好きな人にとっては良書と思います。私は買って損をしたとは思いません、得したと思っております・・・後は本棚のどこに納めようか考えております、私の壁一面本棚はカオスですから。

「特別展江戸の戯画」を見に行ってきました

大阪市立博物館特別展「江戸の戯画‐鳥羽絵から北斎国芳暁斎まで」を今日、見に行ってきました〔4月30日〕。

 

www.osaka-art-museum.jp

 ゴールデンウィーク中なので朝早く来ましたが混雑しておりました。横にある動物園はチケット売り場に行列が出来ていました〔子供連れは大変だろうな〕。

 第一章「鳥羽絵」・・・いきなり大岡春卜「画本手鑑」から放屁画です〔笑〕、マンガのルーツの一つはここにあるのでは無いかと思うような軽いタッチが良い作品が並んでいます。

 第二章「耳鳥斎」・・・初めて見る作者ですが今回の展覧会最高の収穫であります。なんと力が抜けて緩い絵でしょう、それが素晴らしい。みんな緩いんです「地獄図絵」も「仮名手本忠臣蔵」も「梨園書画」も「あらし小六過去物語〔歌舞伎役者三代目嵐小六追善本〕」も緩い、地獄の閻魔様ですら緩い・・・顔の表情が良い、見てる方の顔が微笑んでしまう絵です。

 いい絵が見られてよ語った。

 第三章「葛飾北斎」・・・世界の北斎です。今回は戯画がテーマなので人物がメイン、北斎漫画も展示されています。

 第四章「国芳」・・・動物画と擬人画、特に「猫」ですね。そして「金魚づくし」が展示されています。

 第五章「滑稽名所」・・・各地の名所で滑稽な事件が起こる絵。転けたり見ずに落ちたり馬が漏らしたり荷物が崩れたり・・・お約束と言えばお約束ですが〔ドリフのコントのご先祖様ですね〕。

 第六章「暁斎」・・・この人は江戸だけじゃなくて明治にも作品を残している人です。明治なると絵のテーマもタッチも変わっていきますね。北斎漫画も良いけど暁斎酔画も味わいがあります。「鳥獣戯画 猫又と狸」の下絵の猫の表情がぎっしり書き込まれていて怖くて素晴らしいです、そして「布袋の蝉取り図」の力の抜けたあっさりとした絵も良いです。

 江戸の戯画が現在のマンガの源流の一つという考え方が出来ると思いました。

 

 展示作品200点を超す見応えのある展覧会でした。

 大阪市立美術館の近所にある「あへのハルカス美術館」で展示されている「ボストン美術館浮世絵名品展鈴木春信」も行われています〔一緒に見てきました〕。

 絵暦が多く展示されています〔解説がないと理解できないぐらいの細かい埋め込みになっています、凝り過ぎの感があるぐらい〕。恋愛と日常の作品が多いですね〔現存が1点しか無い作日も来ています〕。

 セットで見ると良いと思われます。

 今日は江戸の絵画がいっぱい見られて良かったですね。

「超駆逐艦 標的艦 航空機搭載艦‐艦艇学入門講座」を読んで

「超駆逐艦 標的艦 航空機搭載艦‐艦艇学入門講座/軍艦の起源とその発展」石橋孝夫/光人社NF文庫を読み終わりました。

 超駆逐艦標的艦・航空機搭載艦というあまり聞き慣れない艦種についてまとめられた一冊であります。

 厳密に言うと超駆逐艦という艦種は正規の艦種名ではありません、英語ではスーパー・デストロイヤーから翻訳されたものだそうです。最初に駆逐艦の歴史を説明した後で超駆逐艦の解説であります。元祖・駆逐艦の国イギリスそしてフランス、日本、アメリカ、ドイツ、ソ連、中小海軍国について説明。

 超駆逐艦に対して厳密な定義がないので作者の感覚で艦が選ばれています。例えば日本の軽巡洋艦夕張も「超駆逐艦」と呼んでおかしくないと書いています〔言われてみれば、そうかも知れない〕。

 時代も駆逐艦という艦種が出来たときから第一次大戦・大戦間・第二次大戦・戦後・現在まで解説されているが良いです〔第一次大戦についての日本語資料は少ないですからね〕。

 標的艦の記事は珍しいのでありがたいですね。イギリスやアメリカの標的艦はもちろんの事、日本海軍の標的艦の記事もあまり無いですからね・・・海軍が用いた標的の記事も載っていいます。

 航空機搭載艦については航空機の前の気球の時代から書かれています〔これも貴重〕、南北戦争当時から艦の上で気球を運用してたのですね、凧も使っていたのですね。その後、普通の航空機の運用、空母の歴史、最後に潜水艦における航空機の運用の解説です。

 図面も多数載っております。珍しい艦の資料も多くて面白かったです。

「百合展2018」に行ってきた

 なんばパークスで行われている「百合展2018」に3月31日に行って参りました。

百合展2018

 入場無料です。

 女性が多くて私のようなおっさんが一人で行くと浮いてしまうかと思ったのですが若い男性が多い会場でした、もちろん女性も大勢来られてました〔おっさんは少なかったな・・・〕。

 展示の中心は百合系コミックの有名作品の原画〔複製を含む〕がメインに3次元実写の作品〔「ふとももの世界」のゆりあさんの作品等〕が加わった形となっております。

 最近アニメ化されたサブタロウさんの「Citrus」や志村貴子さんの「青い花」、私が好きな雪子さんの「ふたりべや」の原画も見られました・・・コミックが好きな人には大盛り大喜びの展示です。実写系はゆりあさんなど4人の作品で少し物足りない感じです〔海上のスペースの関係もありますね・・・18人分の作品展示ですからね〕。

 作品は撮影も可能となっておりますのでカメラのご用意を忘れずに〔私のガラケーじゃ綺麗に撮れないので止めました〕

 グッズ売り場も充実しておりますよ・・・展示された作家の原作はたいてい買えるようになっております。

 

 さてさて、この百合展、東京では会場変更となりました。

news.livedoor.com

 マルイが忖度したようですね・・・悪い忖度ですね。

 誰でも見られるような状態になっているわけでも無い作品を多少の抗議で中止するようでは文化の自滅です。今回の展示を見た感じで私としては外に出して問題があるような作品は無かったです〔「百合」行為自体を認めないという人は別として〕。

 抗議をしているのがポリコレ連中で、その暴走によって中止となったとしたら・・・考えたくも無いですが・・・多様な文化は間違いなく消滅して無味乾燥な何の楽しみも面白さも刺激の無い世界が来るでしょう、そんな世界に生きたくないですね。

 ちゃんと一般空間と区別されたところで内容が判っている展示なんですから何の問題があるのでしょうか?と私は思います〔見たくなければ入らなければ良いだけですからね〕。

 この日本に豊かで多様な文化が共存できますように。

「アリエナイ理科ノ大事典」をしばらく前に買ってきた

「アリエナイ理科ノ大事典」三才ブックスをしばらく前に購入いたしました。

https://www.amazon.co.jp/アリエナイ理科ノ大事典-薬理凶室/dp/486673034X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1521370323&sr=1-1&keywords=アリエナイ理科ノ大事典

 この本は「アリエナクナイ科学ノ教科書」の「くられさん」名義ではなく「薬理凶室」名義となっております。薬理凶室室長くられさんだけでなくPOKAさん、亜留間次郎さん、レナード三世さん、淡島りりかさん、yasuさんの共著です。

 薬理教室室長くられさんお約束の気合いの入った前書き〔後書きも〕から始まる本著は「ラジオライフ」「ゲームラボ」に掲載された記事を再編集した一冊となっております。

 前書きに「麻薬も作れぬケミストは一流とはとてもいえませんし、銃を作れない機械工は失格でしょう〔下線あり〕」と書かれているので私は失格者ですね〔Wikiの「薬理凶室」欄に私の名前が未だに残っているのですが・・・〕というのは置いといて内容はとてもとても濃いです。普段の「ラジオライフ」や「ゲームラボ」じゃ数ページですが全部まとめると強いですね。なにしろ300ページちょっとありますからね。でも一つの記事は数ページなので区切りをつけて読んだり自分の興味あるところから読むのも良いと思います。

 分類はトピックス・生物・化学・物理・放射線学・補講と分類されています。簡単にできそうなものから、「とても素人には真似できません」まで幅広いです。「真似できません」作品も文章を読めば色々なことが判るし学ぶことが出来ます。放射線学は事故以来いろいろな記事があちこちに載っていますが全く理解せずに書かれている文章が散見されますので、しっかり読んで知識を身につけましょう。

 残念なのはカラーページが少ないこと〔価格との兼ね合い?〕、「カラーの方が判りやすいのに」という記事が幾つか・・・例えば生物の「激ウマフードを科学的調理で作る」や「レア毒草探検ガイド」「身近に潜む毒草一挙だし」などはカラーだともっと判りやすいのに、と思います。

 いろいろ書きましたが費用対効果抜群、読み応え十分、他に類無しの名著であります。ゆっくり味わいながら読める一冊であります〔買って損無し〕。

「昭和40年男4月号特集ジャンクなプラモ」を買ってきた

 「昭和40年男2018年4月号特集ジャンクなプラモ」を買ってきました。

 前半はかつて模型少年だった私にとって待望のプラモ特集であります。しかし「ジャンクなプラモ」であります。

 いきなり「駄プラモ」についての記事、当時はたくさんありましたよね。そしてアオシマことアオシマ文化教材社へのインタビュー、妙なプラモデルを作っている代表的な会社でした〔今でもいろいろ作ってますが精度は急上昇してます〕。次が童友社というセレクト。

 プラモデル・ブランド名鑑・・・やっぱりタミヤがトップ、昔から今まで「世界のタミヤ」ですからね。

 小沢さとる〔ロボタッチ・サブマリン707〕のインタビュー、元は技術屋さんだったそうです。

 「クルマのキット」・・・あんまり作ってない、理由は色々あるんだけど〔いつか本当の本当の理由を描くことがあるかも知れない〕、基本的には大砲が乗ってて装甲しているか特殊な用途に用いるかレースカーにしか興味が無くて・・・やっぱりミリタリーの人なんです。デフォルメカーやコミカルカー等々が本雑誌には多く掲載されてますが作ったことがない〔模型屋ではよく見ましたが〕。

 「空想科学のキット」・・・サンダーバードは作りました、2号が好きでしたねおなかにコンテナが入ってるギミックが好きでした、最初に作ったプラモデルかも・・・。

 他にも「オカルト」「情景と歴史」「時代物」「暮らし」「家電」「スポーツ」「生き物」・・・懐かしい。オカルトでは手が出てくる貯金箱「ミステリーバンク」を作った。カワイ「1/60風物詩シリーズ」は大のお気に入り、だんご屋に水車小屋、茶店、いっぱい作りました〔実は数パターンの使い回し〕、お城は大阪城と姫路城、和歌山城は作った記憶あり。時代物ではアオシマの1/35日本の歴史ミニチュアシリーズも作ったしタミヤタミヤには珍しい〕の忠臣蔵シリーズも作った〔祖母の影響で時代劇はよく見てたからね〕、昆虫のプラモも作りましたね。

 割と小さい頃からウォーターラインシリーズにはまってしまったので「ジャンクなプラモ」はあんまり作ってないけど、これだけ色々な種類が載っていると懐かしい気持ちがいっぱいです。

 

 後半の特集は「昭和48年」

 「ブルース・リー」・・・あんまり良い思い出がない、いじめられっ子の私はやられ役でしたからね、でもヌンチャクは欲しかった。

 「オセロ」・・・オセロはこの年でしたか、よく遊んだ。

 「フィンガー5」・・・これも懐かしい

 「江川卓」・・・高校時代の江川卓は本当に怪物でした、後々あんな色々なことが起こるとは・・・

 「タイガー・ジェット・シン」・・・最強の悪役レスラー「インドの狂虎」タイガー・ジェット・シン、凄かったですね。そのシンの裏話が色々、初来日の時に空港に迎えに行ったミスター高橋に名刺を渡して挨拶したというのが良い。今は実業家として成功してカナダに大邸宅に住んでいるそうで・・・他にも興味深い話がいっぱい。

 

 他の記事から

 「石川ひとみ」・・・相変わらずお若い。今年、デビュー40周年だそうです。

 「パーキンソン病」・・・知っている人にもなられた人がいて、怖いですね。

 

 今号もお腹一杯の内容でした。

「犬たちの明治維新‐ポチの誕生」を読んで

「犬たちの明治維新‐ポチの誕生」仁科邦男/草思社文庫を読み終わりました。

 作者の仁科邦男さんは平凡社新書「犬の伊勢参り」の作者さんです。

 江戸の終わりから明治までの日本における「犬」の話の集大成となっております。

 第一章では開国当初の日本の犬の様子を日本に来た外国人の書き残した文章からまとめております。ペリーにプチャーチン、ハリス、オールコックと幕末有名人と随行者の書き残した文書によれば日本には飼犬はほとんどいなくて町犬として存在して町や村単位で面倒を見られていて主な仕事は番犬と子供の相手というのが当時の実態でした。英国公使オールコックと愛犬トビーの関係は興味深いです。

 第二章では横浜開港時の犬事情、第三章は犬と明治維新の関係となっています。明治になってやっと天皇が犬が飼えるようになりました、明治の人は洋犬に「カメ」と名付けたことが多かった話も面白いです。

 第四章では西郷隆盛と犬の関係、西南戦争の時に何故犬を連れて行ったか?西郷さんの銅像の犬のお話もあります。

 第五章「ポチの誕生」は「なぜ犬はポチと名付けられるようになったか」の解明、そういうことだったかと納得〔ネタバレになるから理由は書きません〕

 第六章「薩摩の犬のその後」・・・薩摩の犬の悲しい歴史が書かれています。

 

 本当に多くの文献を調べて書き上げられた作品で知的好奇心を刺激される作品です。