2017年の展覧会を振り返る

 2018年になりましたので昨年見に行った展覧会・博覧会で印象深かったものを書きたいと思います。

 

・「開館120周年記念特別展覧会 海北友松」京都国立博物館

 圧倒的な龍の迫力、目の力に圧倒されました。他の絵も素晴らしかった。

 

・「ベルギー奇想の系譜‐ボスからマグリットヤン・ファーブルまで」兵庫県立美術館

 2回見に行った唯一の展覧会。面白かった奥が深かった。

 

・「ブリューゲルバベルの塔」展」国立国際美術館

 初めて見た「バベル」、思ったより小さい、でも凄まじい書き込み。

 

・「怖い絵展」兵庫県立美術館

 一見だと怖くはないが訳を知れば怖くなる絵の方が多い。最後の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の圧倒的な迫力に圧倒される。

 

・「「ふともも写真の世界展」in 大阪」FREE SPACE KITAHORIE

 こういうマニアックでフィテッシュな展覧会も好き。

 

 他にも結構行きましたね、今年はどんな展覧会があるかまだ不明なのであります。

 どうやらフェルメールが大阪に来るみたいなので期待しているのですが他にも良い作品が来ないかな・・・

 

番外・ミュシャ

 行けなかった・・・東京でしたからね。関西に来て欲しかったな・・・もう「スラブ叙事詩」全作品が日本に来ることはないだろうから・・・

今のBPOなんて要らない、必要なBPOは・・・

BPOによる「ニュース女子」に対する意見書が出た。

www.sankei.com

 上の記事は抑えめに書かれているがひどい意見書であります。

 何というか・・・「ニュース女子」はだめで、下記の放送はOKなのでしょうか?

asianews2ch.jp

  BPOに訴えても駄目でしょうね、左寄りの人たちが支配しているマスコミ互助団体ですから。

 この件について、とやかく書いても仕方がないので・・・検証は他のサイトの皆さんにお任せします。

 

・真のBPOが日本には必要です

 と言うわけで「こんなBPOなら信用できる」を考えてみた。

 「3つの独立」がBPOが必要だと思います。

1.マスコミからの独立

 現役マスコミ関係者が入った時点で駄目、出来るなら元マスコ関係者も遠慮願いたい。許されるのはマスコミ現場の状況を聞く対象ぐらいですね。

 テレビやラジオにレギュラーを持っているような人は駄目、もしその番組に問題があったら正常な判断が出来ますか?番組関係者が別の番組で問題を起こしたら?・・・。

 ちょっと前まで委員の中にNHKラジオで冠番組を持っていた精神科医がいましたね、そんな体制で大丈夫?

 テレビやラジオに全く出るなと言いません、BPOの説明や審議内容を話す必要もあるでしょうから・・・でもテレビやラジオに足を突っ込んでいる人がいては駄目でしょ、やっぱり身内には甘いでしょ。

 

2.政治からの独立

 「政権からの独立」ではなく「政治からの独立」です。

 与党からも野党からも独立してなければ駄目です。野党だって政権交代して政権につくこともあるでしょうし少数政党が政権のキャスティングボートを握る可能性があります。その上、国会議員には法律を作る権力もありますし行政に圧をかける力もあります。

 

3.海外勢力からの独立

 当然のことながら日本の放送は日本国民のものですよね。

 テレビやラジオで使われている電波は限られた資源であり国民共用の財産です。その電波を特権的に使っているのですから放送法を守り日本国民のために優先的に使われるべきものであります。

 この大事な電波の使用が海外のいかなる国の影響下にあるようでは大問題です。たとえアメリカであろうと中国であろうと韓国・北朝鮮であろうと問題です。その放送をチェックするBPOも当然のことながら海外諸勢力の影響を受けてはいけません。

 

 だいたい今のBPOの委員を見ているとリベラル色〔日本のリベラル勢力が真のリベラルかどうかはおいておいて〕が強すぎます、せめて保守系半分、リベラル系半分にすることぐらいやって欲しいものです、でないと「BPOは公正です」と言われても誰も信用しませんよね。

 このぐらいは今すぐ出来る改革だと思いますがリベラル系は自分達の利権を絶対に離したくないないのでしょうね、テレビ・ラジオが最後の砦になりつつありますから。

どうなるRoselia?遠藤ゆりかさんが突如引退発表

驚いたニュースが入ってきました。

yusaani.com

 最近のアニソンのお気に入り「Roselia」のベース担当遠藤ゆかりさんが引退するというニュースが入ってきた。

 驚いたな・・・まだ23歳にのに。

 「Roselia」が出ている「BanG Dream!」は中の人が実際に楽器を演奏するという新しいスタイルの声優グループの一つ、今までは中の人がアニメとシンクロして踊るというのは多数ありましたけどね。

 曲も結構売れているしライブもお客が入っているのに・・・

 他にも今年の作品だと「天使の3P!」の紅葉谷希美ちゃん役もよかったですね

 しかし「Roselia」どうするんだろう?来年5月までは活動するみたいだから、それまでは良いけど・・・代わり人を探してもぴったり合う人がいるとは思えず、居たとしても違和感が・・・単純に「中の人」が声だけなら、まだ違和感は少ないですけど〔違和感が全くなくなることはないですが〕

 

 この年で「引退します」というのは、あんまり・・・出来れば「休業します」にしておいた方が良いかと、後になって復帰するときに色々言われて復帰しにくくなりますからね。

 声優じゃないですけどプロレスラーで引退して復帰した人がどれだけいるか・・・と言うより元気に生きているのに復帰しなかった人の方が少ない。キラー・カーンさんとミラノコレクションATさんぐらいしか思いつきません。芸能人でも大勢いますよね・・・あれはどうかと思っております。

「NAVY YARD」「艦船模型スペシャル」「世界の艦船増刊日本海軍護衛艦艇史」を買って

「NAVY YARD」「艦船模型スペシャル」「世界の艦船増刊日本海護衛艦艇史」と今月買った3冊の「艦艇本」の感想を書きたいと思います。

 

・「NAVY YARD」11月号特集「模型で見る、模型で知る‐日本航空母艦比較史「もっと知りたい、改装空母大日本絵画

 巻頭はお約束の「艦これ」関係模型、今回は駆逐艦・・・島風・秋月・夕雲・白露・初春・綾波・・・駆逐艦新作キットが続いていますね。

 次が特集「改造空母」・・・最初は英空母の「フューリアス」、次からが主に日本の空母、空母自体のキットはあるけど改造前の状態がフルスクラッチの場合多し、船のフルスクラッチは大変です〔他のフルスクラッチも大変だけど〕

 「NAVY YARD」は特集記事以外の記事が良い。いきなり独戦艦「ケーニッヒ」と米戦艦「ドレッドノート」という渋いセレクト〔この2隻のキットが出ていることが凄いのだが・・・〕、大日本絵画の「イギリス海軍ドレッドノート」の本が出ているのだが今月は予算不足で買えず。

 「アナタノ知ラナイ兵器」は四◯口径八九式十二糎七聯装高角砲」、「軍艦ユニフォーム雑記帳」は「フレッチャー級駆逐艦キッド、メア・アイランド海軍工廠、1945年8月」、フレッチャ駆逐艦の細部の様子が良くわかる嬉しい記事。

 「夕雲型駆逐艦‐違いを知れば、もっと好きになるっ!!」も駆逐艦の作り分けには良い資料。「太平洋戦争の米駆逐艦」はグリッドリー級駆逐艦という渋いセレクト。

 「艦船模型ナノ・テクノロジー工廠」は島風、いつもながら超絶工作、ここまできたら真似をしようと気すら起こらないレベルというより一級芸術品。こんな細かいことをどうやっているのかと・・・実体顕微鏡の下で作業しているとしか思えない。

 「海軍小艦艇隊」はパラオ・ガトー級潜水艦、日本の息の根を止めたのはB-29じゃなくて、この潜水艦たちという説があるぐらいの潜水艦たち。

 「ジミ艦」は「二等巡洋艦十島」、艦これで実装されていない数少ない日本海巡洋艦フルスクラッチで。

 

・「艦船模型スペシャル」特集大鯨と日本潜水母艦/伊58と重巡インディアナポリス

 作例は安定しているのに最近「NAVY YARD」に押され気味のような気がしていた「艦船模型スペシャル」〔個人的な感想です〕ですが今号は良いです。

 模型の記事も良いのですが元になった艦船の説明が良いです。潜水母艦「大鯨」に未完空母「伊吹」、とくに伊吹に関しては本の大きさを最大限に活かした大型写真が乗っているのが嬉しい。「日本の客船」は「橘丸」、数奇な運命を辿った小型客船歴史が良くわかります〔フルスクラッチの模型も素晴らしい〕。

 新キット紹介に「海上自衛隊特務艇81号型」、このクラスの船までキット化される現代の素晴らしさ、昔のように模型を作ってたら破産する予感。

 「日本海軍艦船図鑑」は「衝角〔ラム〕」と渋い選択。

 

・「世界の艦船増刊日本海護衛艦艇史」

 1996年に刊行された「日本海護衛艦艇史」のリニューアル版。

 元の本とは写真がかなり入れ替わっています。

 海防艦・掃海艇・駆潜艇・敷設艇・哨戒艇・特務艇が載っています。説明はいつもの「世界の艦船増刊」のパターンです。1冊あれば上記の船たちの基本情報はわかるようになっています、といいつつこの手の本の資料は少ないですからね〔ミリタリー・クラシックで甲型海防艦が特集されていたのには驚きました〕。

 注文点が幾つか・・・折り込み図面が第24号駆潜艇なのは良いのですが裏面には小さな実艦の写真だけ、もったいない使い方だと思います。第24号駆潜艇の大きな写真を載せるか違う艦の図面を載せて欲しかったです。もう一点、200隻作った第1号型駆潜艇の写真が3枚というのは少なすぎる気が、各艦の艦歴の掲載に場所を取るのはわかりますが・・・もっと写真が載ってたら良いと思います。

 

 「艦これ」のおかげで艦艇の本や模型が多数出るのは嬉しいかぎり、でも本家「艦これ」が最近徐々に盛り下がっているのは悲しいですね。行き詰まり感が出てきたのでしょうか?

「昭和40年男12月号特集気になる男。」を読んで

「昭和40年男12月号特集気になる男。」を読みました。

 今回の第1特集は「気になる男。」、どういう人かというと「ルパン三世」の次元大介みたいな名脇役、主人公を支える男ですね。

 トップバッターは「科学忍者隊ガッチャマン」の「コンドルのジョー」〔このセレクトが渋い〕、二番目に次元大介です。次元大介なしにルパンは語れませんよね、アニメ第1期の1話からルパンの相棒でしたから〔五右衛門は後から、それも最初は仲間じゃなかった〕。

 次が「プロレス界におけるナンバー2の存在感」、この雑誌は本当にプロレスが好きです〔私も好きです〕。アニマル浜口と阿修羅原を取り上げています、二人とも国際プロレス出身で最初はラッシャー木村の次の存在でしたね。〔でも2ページだけですか〕。

 「西本聖、男の本文」・・・江川の陰に隠れてますけど名ピッチャーでした。

 「真田志郎の闘い方」・・・「宇宙戦艦ヤマト」の名脇役、「こんな事もあろうかと・・・」の名台詞、この人がいないと「ヤマト」は動かない気が・・・。

 「藤澤武夫の名演出」・・・世界のホンダを支えた男、本田宗一郎とこの人がいたからホンダは「世界のホンダ」になりました、今のホンダに足りないのは藤澤志郎みたいな人がいないからか?。

 他にも「気になる男」多数掲載。

 

 後半の第2特集は「昭和62年」

 「マドンナ来日」「アナログレコードからCDへ」の時代です。

 「ハンセンとブロディが最初の最後の対戦‐最凶対決の序章になるはずだった一戦」・・・またもプロレス記事です。新日本を辞めて全日本に帰ってきたブロディはハンセンとタッグを組まずにジミー・スヌーカのタッグ〔ハンセンは人間魚雷テリィ・ゴディ〕、このタッグで全日本年末恒例「最強タッグ」に参戦、タッグで初のハンセンvsブロディ対決が行われました・・・ジャイアント馬場の構想では年が明けたら鶴田vs天龍〔天龍革命で鶴田と別離〕vsハンセンvsブロディの4強対決で興行を盛り上げる予定でしたが・・・ブロディはプエルトリコでホセ・ゴンザレスに刺されて死亡、この構想は夢と消えてしまいました・・・ハンセンvsブロディって見たかった。

 「現在につながる、PCの大転換期」・・・Appleの「Macintosh2」、シャープ「X68000」登場です。この頃のApple製品はむちゃくちゃ高かった〔今でも割高〕、Machintsh2」の本体価格が74万8000円、ビデオカードが3万、カラーディスプレイが21万8000円・・・はぁ〜高いですね、パソコンのポルシェって言われてましたからね。X68000は本体が36万9000円、この価格ならなんとかなりそう、と思える価格です。と言いつつ我が家に最初のMacがやってきたのは、この6年後の1993年でした、その頃の価格はもうモニター一体型で30万を切ってましたからね、技術の進歩は凄い。

 

 他の記事では「俺たちのアイドル・オールナイターズ」・・・関西じゃ「オールナイトフジ」って放映されてなかったんですよね、だから名前しか知りません。フジテレビと関テレって系列局の割にあんまり仲が良くないんですよね・・・関東で放送している特番でも関テレ制作のレギュラー番組を流すために平気でぶつ切りにしちゃいますから。

 

 今号も読み応えありました。

「ボストン美術館の至宝展」神戸市立博物館を見に行った

 「ボストンの至宝展」神戸市立博物館に昨日、行ってきました。

 

 この特別展が終わると2018年2月5日から休館してリニューアル工事に入ります〔再開は2019年11月からです・・・寂しいな、ここは行きやすくて好きだったんだけど〕。

 さて展覧会の内容は古代エジプト美術から現代美術までと様々です、広く薄く代表的な作品が来ています。

 中国美術の陳容「九龍図巻」の龍は圧巻、一つ一つの龍の絵はそれほど大きくないのですが龍の眼つきが良いです、全体を見れば10mある大作です。

 日本美術の目玉は英一蝶の「月夜風俗図屏風」と「涅槃図」・・・「涅槃図」の穏やかなお釈迦様の姿と悲しむ周りの人達や動物達の姿の対比、特に嘆き悲しむ人の顔の表情と動物達の悲しみを表す行動、白象が小さな子供のようにひっくり返ってバタバタする様子は良いです。曾我蕭白の「風仙図屏風」も素晴らしい、風の表現が格好良いです。

 ヨーロッパ美術の目玉は日本で2枚揃って公開されるゴッホの「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」と「子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」ですが私の気に入ったのはモネの作品「くぼ地のヒナゲシ畑、ジヴェルニー近郊」ちょっとした花が咲いている風景なのですがモネの描き方だと素晴らしい、「ルーアン大聖堂、正面」も良かったです。

 アメリカ美術も充実、オキーフの「グレー上のカラー・リリー」が綺麗でした。

 

 いろいろな種類の芸術品が楽しめる「ボストン博物館」のカタログのような展覧会でした、11月末までのフリーパスがあるので、もう一回見に行っても良いかなと思っております。